大田区発の地域包括ケアシステム-おおた地域見守りネットワーク(みま~も)

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2009.3.1マイホームを購入する基準
  •  マイホームを購入する際のみなさんの基準は何ですか?
     先週、入居金2000万円台の施設と、入居金100万円台の施設へたまたま足を運ぶ機会がありました。どちらも月々の支払う金額はほぼ一緒・・・。人員体制も一緒、部屋数も変わらない、一部屋。
     さすがに入居金2000万円のお部屋から見える景色はいい・・・。
     2000万円の施設の中でも、さらに部屋によって金額の違いがある・・・。違いは何かというと、ちょっと 広い・・・。
     そして、部屋の隅に、申し訳なさそうにキッチンがついていて、ほかの部屋にはないクローゼットがついている・・・。
     ふっと思う・・・、さて、入居者は、このキッチンで料理を作るのでしょうか?誰に作るのでしょうか?入居者が作れないとしたら、家族が来てこのキッチンを使う場面があるのでしょうか?
     クローゼット・・・・、2000万円の部屋を購入する方・・・。一体どれだけの家財道具と、思い出を捨てれば、この手狭なクローゼットにものが収まるのでしょうか???
     まだ、手狭でも、この値段が高い部屋には収納があるだけいい・・・。ほかの部屋の入居者は、使い慣れた家財道具と思い出を大部分捨ててここに来る・・・。 
     入居金が低かろうが、高かろうが、寝る場所の閉塞感に満ちた雰囲気はだいたいどこも一緒。
     では値段の違いは何かというと、廊下のじゅうたん(フカフカは歩きづらいでしょ!模様はふらつきを助長しますよ)、リビングにある造花の豪華さ、ソファー、要は、内覧会に来る人たちが目にとまるところが豪華なんです。
     訪問した施設を、悪く言っているわけではありません。いい施設にしようと、職員、関係者のみなさんの真剣さは並大抵ではないものが伝わってきました。
     ただ、あえて・・・、全ての施設に、そろそろ、生活の視点に立った施設づくりを考えてみたもいいんじゃない?というご提案です。
     値段が高いのがなぜだかわかる!と納得いくところにお金をかけましょう。耐震性、耐火性に優れていれば外観はシンプルに・・・。
     その分、人件費にお金をかける。医療関係者の24時間体制、基準の配置よりも人員を厚く、必ず一人は、入居者との四方山話担当・・・。
     特にレクリエーションなどいらない。自宅にいたときには、レクリエーションなどやっていた人はいない。その分お茶でも飲みながら、日の当たる場所で孫のような年代の職員と話す方が、よっぽどいい。
     掃除、洗濯、、配膳、下膳、家事はみんなで・・・。元気じゃない人はどうするの?施設の中にご近所づきあいを復活させましょう!困ったときはお互い様。動けない人の部屋は、動ける人が協力して行う。
     これで、職員を充実させても、人件費は減らせます。みんなが自分のことは自分でやった分を貯金する。浮いた分はグラフにして目標を達成すると職員一人雇用。職員が増えることが入居者みんなの喜びにつながり、自立支援にもつながります。
     このような施設は、口伝えで評判が広がるから、宣伝費もカットしましょう・・・。このような取り組みでいつも我が施設の利益は右肩上がり。
     こんな施設があってもいいと思うのは私だけでしょうか・・・? 
     高齢者施設が、施設というものの画一化したイメージとともに、どんどん上塗りされていく・・・。それは、住居という考え方からかけ離れていくようにも感じる。
     設計やコンセプトを考えるのは、働き盛りの人・・・、そこに住まう人の意見はない。
     マイホームを購入するときは、自分の意見も取り入れてもらい、自分の生活設計にあった注文をするが、施設入所は、様々な思い出を今までの住まいに残し、新たに住むところ。そこに積極的な高齢者一人ひとりの意見はない・・・。
     「そこまでしなくていいんじゃない?」ということをコンセプトに、そろそろ、普段の暮らしに近づく施設づくりを考えましょう。
     だれもが、自分の人生の選択肢に「施設」を前向きに考えられるように・・・。
     
    山梨の私の故郷・・・。冬のぶどう棚・・・。
            ↓
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    事業所: 未分類

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    “マイホームを購入する基準” への2件のフィードバック

    1. NRE大森弥生ハイツ・片山 より:

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      同じような思いを持っているつもりですが、なかなかできません。
      そう思い込んでいるだけなのかもしれませんね。在宅のヘルパーさんが弥生ハイツの職員として就業することがあります。管理的な部分や業務優先的な施設色に馴染めず、在宅ヘルパーさんに戻っていかれることが残念ながら何度もありました。住み替えた自宅という理念を大切にしてきましたが、施設という枠の中での小さな取り組みです。ご存知かと思いますが、長野県のアザレアンさなだという施設は、特養で数人の馴染みの関係ができたら、住む家を決め、移り住むという展開をしています。頭が柔らかくして、当たり前のことを当たり前にが必要ですね。中規模施設の限界はありますが、甘えずできることを考えていきたいと思います。昨年から看取りケアを不完全な形ですが行っています。弥生ハイツを自宅のように最期を迎える場に選ぶ方が続いています。外出や病院から帰宅する場でありたいものです。昨年、介護体験の学生さんに、「ご馳走様にありがとうございますって返すのは、レストランみたいですね」と言われました。サービス業が染み付いてしまっているのかもしれません。快適性、満足度より、生活実感を大切に。思いつくままにバラバラに書いてしまいました。施設はどこまで行っても自宅には成り得ないのかな・・・。

    2. さわ より:

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       ごめんなさいね。あえてこの話題を書かせてもらいました。施設のみなさんが大変な努力をしていることも、十分わかっています。
       今回は、国や、施設経営を考える法人、企業等に向けた提言だと思ってください。

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