「大都市の中でも最も若い都市」川崎市。(高齢化率16.8%)
その中で、昭和30年代の開発により誕生したベッドタウン、長尾台地域のこのエリアの高齢化率は33%。
きっかけは、昨年11月に起こった地域内での孤独死だった・・・。
この出来事のあと自治会から区役所に相談があり、「一緒に考えていこう!」ということで、今回の講演会(ミニ集会)が開催されたのだそうです。
日曜日の16時という時間帯にもかかわらず、町内会館には用意した資料が足りなくなるほど人が集まった。
話し終わった後、副会長からこのような問いをもらった。
「このような状況の中で、まず、私たちがやらなければならないことは何なのでしょう?」
あえて答えず、私から皆さんに話を聞いた中でやってみたいことを尋ねる。
「決まった時間にみんなで集まって体操をしたい!そうすれば、気持ちもいいし、つながりも生まれる!」(参加者女性)
「私はね、今年86歳なんですよ・・・。そうは見えないでしょ。(笑)
こうやって元気でいられるのはねぇ、この歳になっても引退ではなく、つながり、役割を持たせ続けてくれるこの地域があるからなんだよ・・・」(参加者86歳男性)
参加者から、「このような出来事があったから・・・」ではなく、「自分がやりたい!」という発言が続々出てくる。
「行政から言われたから・・・、やらなければいけないから・・・」ここから何かを始めようとすることほどしんどいものはない。
まずは自分ごとに置き換えて、わが町で今、何をしていくか考え合う。
この過程なくして、主体は生まれないとつくづく思う。
やらされ感では長続きしない!まずは自分のために!