なりたくて、なれるほど甘くはない。
なりたくてなれるもんじゃない!
目指すべきものを実現するために、自分の中に必要だから、求めるから、なりたいと思う自分に近づくことができるんです!
目的に、夢に向かうために・・・。
久しぶりにあのなつかしい夢を見た。
舞台本番前の誰もいないホール・・・。
緞帳は開いたまま、この日行われるチェロコンサートで使用される1台のチェロに一筋の照明があたっている。
この舞台の風景で、今日の夢の中の奏者はすぐにわかった。
世界的チェロリスト 井上頼豊さん。
誰もいない照明の落ちた客席のど真ん中に1人座り、本番に思いを馳せる。
荘厳な空気がまわりに漂う。
本番での演奏がたった一人客席にいる私に聴こえてくる。
曲は・・・・、 パブロ・カザルスの
「鳥の歌」
「澤登さんは将来何をやりたいんですか?」ある懇親会でこんなことを質問された。そんなことがあって、こんな夢を見たのかなぁ~?
将来何をやりたいか?
もし許されるのなら、もう一度あの荘厳な空気を感じることのできる場所に戻りたい・・・。
井上頼豊 演奏 「鳥の歌」
パブロ・カザルスのスピーチより:
「わたしはもう40年ちかく人前で演奏をしてきませんでした。でも今日は演奏をしなければなりません。今日これから演奏するのは短い曲です。その曲は鳥たちの歌と呼ばれています。空を飛ぶ鳥たちはこう歌うのです。ピース(平和〉ピース、ピースと・・・」
1971年10月24日の 世界国際平和デーにて、国際連合本部でのアンコール演奏前のスピーチ。世界的に放送され た。