熊本地震の中心地である熊本市東区。そこに認知症に特化した介護事業所 あやの里がある。(グループホーム・住宅型有料老人ホーム・デイサービス・訪問介護事業所等を運営)
昨年3月、あやの里の副代表である岡元さんが、地域の人たちがつながり合う場
「 as a cafe 」を立ち上げた。
私たちのところにも何度も足を運び、「みま~もの取り組みから学びたい!」と丸ごとすべてを熊本に持ち帰り、地域の専門職たちの協力を求め、地域の人と人とをつなぐ場を築いたのです。
あれから1年・・・。あやの里は、入居者・利用者の方だけの場から、入居者・利用者、そして地域に暮らす、働く人、若者、子どもたち、すべての人たちが心通わす場になっていた。
そして今・・・、いえ、震災から二晩めの今この時、あやの里には入居されている方だけでなく、地域の方50名近くが不安な夜を迎えている。
地域の拠点「 as a cafe 」を立ち上げ、1年間地域との日常的な関係を築いてきた岡元さん、あやの里職員の方たちは、自らも不安な中、あやの里を頼りに訪れる人たちを受け入れ、励まし、地域みんなでこの状況を乗り越えようとしている。
「ガスが止まりました。 水道もまだです。 電気は大丈夫!山ノ内小学校で乾パンを頂きましたが、食料が本日までしかなく、スーパーも全て閉まっています。 明日の食料調達を思案していたさなか!いつもの朝市の方が野菜を持ってきてくれました( ; ; )( ; ; )う、う、うれしすぎます!! 大根、人参、ほうれん草です!
明日の食料は確保できました!まだまだあやの里はがんばれそうなので、 困ってる方、不安な方いらして下さい!お子様連れももちろん大丈夫です。(^_^) 」 (あやの里フェイスブック書き込みより)
「雨が降り始めました。20:30には皆様お休みになってます。 二晩続けての避難に少しお疲れぎみで すぐにぐっすりでした。
暖も取れてますし、目立った体調不良の方も いらっしゃいません。
本日は軽くラジオ体操もできました。 身体が固まらないように! 日中は太陽の光も沢山浴びてます。
沢山の方々の応援メッセージ、 返信がなかなか出来ていませんが 皆様にもお伝えしてます。
応援の一言が今一番の励みです。 生かされてるんだなぁとしみじみ感じます。」 (あやの里フェイスブック書き込みより)
岡元さんの、凜と立つ姿を想像するに十分な書き込みです。
「ろうそくは、我が身を灯し続けまわりを照らす・・・。」
岡元さんの姿に、この言葉が頭から離れない。
岡元さん、あやの里のスタッフは今、太いろうそくであろう!と、協力し合い、今を必死に乗り越えようとしている。
今を乗り越え、復興に向かう道程は長い道のりとなるでしょう。心から心から、応援しています。私たちもできることを考えます。
くれぐれもお体を大切に、これからもともに前を向いて歩んでいきましょう。
as a cafe ホームページはこちら
平成27年3月、熊本市東区あやの里敷地内 に「 as a cafe 」が誕生しました!
あれから1年・・・・。