みま~もを取り組んできて何よりうれしいと思えたこと。
それは、自分たちが地域に必要だと取り組んだものが、みま~も云々・・・を飛び越えて、地域の日常に自然と溶け込んでいることを目の当たりにしたとき。
みま~もを取り組んで2年目、地域に暮らす人たちの安心を考えて生み出した「高齢者見守りキーホルダー」。みま~もで申請を開始して2年半後、この事業は大田区の施策として区内全域で歩みを始めた。今では、65歳になると居住エリアの地域包括支援センターに自ら足を運んで登録する人も増えてきた。この事業をきっかけに大田区では、地域包括支援センターが、医療や介護を必要となって訪れる場ではなく、元気な頃からつながっておく場所として認知されている。登録者は50,000名を超えたそうだ。
ポールウォーキングとみま~もが出会ったのは、かれこれ10年近くになる。この事業の可能性に惹かれ、みま~もで講座を始めた。始めたと同時に、山下教授の指導の下効果検証。結果は、歩行時の蹴り出し、歩幅の広がりに想像以上の効果があった。この結果を手に、大田区予防事業担当のもとへ。今では大田区の助成を受けて区内全域で取り組まれるようになった。区内を歩いていると、2本の杖を持ち、おしゃれをして颯爽と歩く人を目にすることが多くなった (*^-^*)
商店街が補助金を活用してオープンした「アキナイ山王亭」。ここがみま~もの活動拠点です。この場所でみま~もとして年間430もの講座を開催している。ここに来れば、何かしら自分にとって興味があることを毎日やっている。住民の人たちに広く周知されている。多くの人がみま~もの講座に参加するためにここへやって来る。この効果により、商店街活性にも寄与している。
何か特別なことをしたということよりも、地域に暮らす人たちの日常の中に、空気のように溶け込んでいること。みま~もが始めたなんて知らなくてもいい。その事業に関わることで楽しさや充実感、安心感を持ってくれることの方が大切。それでいい、それを目指してきたのだから・・・。