みま~も10周年パーティーに向けて、仲間たちが一堂に集まる。
今日はパーティーの目玉、上演時間1時間!50名で謳い上げる大構成詩劇!「みま~ものキセキ!」の初練習!
仕事の合間に書き続け、約1か月半かけて作った台本をみんなに配る。そして読み合わせ。
読んでいくごとに、一人ひとりが自分の歩みと重ね合わせ、思いを込める。
飯田の母ちゃんは、読みながら熱いものが込み上げ、胸が詰まる。
構成詩の最後は、私たちがみま~もに取り組んでいる思いを綴る。
これが10年ブレずに求めてきた私たちの思いであり、結晶でもある。
最後の部分だけここに紹介します。
『 地域に暮らすすべての人たちを見守り・支え合うネットワークの構築を私たちはこう考えています!
最近、「プライバシーの侵害」とか、個人情報の保護」という言葉がよく言われる。
自分のことは自分が一番よくわかっている。「放っておいてくれ!」と言う気持ちは誰にでもある。
でも、今のせちがらい社会の中で弱い地位、弱い立場、不自由な状態、
どうにも抜けられない、つらい状態に押し込められ、動けないでいる人たちは、
誰かが積極的に手をさしのべなければ、そこから抜け出してちがう景色を見ることはできない!
そのような人たちが誰かの手をかりて、ちがう景色を見ることができるようになれば
今度はその人たちが、他の誰かに手をさしのべることができるかもしれない!
いや、きっとそうしようと思うだろう!
そのような人に手をさしのべるとき、手をさしのべなければと思うとき、
「プライバシーの侵害」や「個人情報の保護」といったこむずかしいことは飛ぶ!
さしのべた手が、気持ちと力を伝え、その手から気持ちと力を受け取る!
これ以上に価値のあることはないから、こむずかしいことは飛ぶ!
出過ぎたまねだったら、あやまればいい!
そしてまた、手をさしのべる!
手をさしのべるためには、相手に手が届く距離にいなければならない!
手の届く距離にいる人しか、手をさしのべることはできない!
手をさしのべることは「地域」でしかできない!
みま~もに関わる私たちの最終目標!
それは!
SOSの声を上げることのできない人たちに!私たちの手が届くまで!』