大田区大森地域庁舎 生活福祉課 第〇係。
私たち地域包括支援センター入新井の担当エリアケースワーカーの皆さんがいる係です。
5年前、当時この第〇係にいたケースワーカー Hさんが、私たちにこんな提案をしてくれた。
「お互い関わることが増えてきているし、お互いを知る意味でも顔合わせ会をやりませんか???」
あれから5年・・・。
現在の生活福祉課 第〇係 ケースワーカーの中で、当時の経緯を知る人は一人しかいません。Hさんも何年か前に異動となってしまいました。
それでも・・・、あのHさんがきっかけをつくってくれた顔合わせ会は年1回継続しているんです。
先日、夕方18時わが包括支援センターに、第〇係 ケースワーカーの皆さんが続々とやってきました!!
まずはお互い、今年度新たに加わった職員を紹介。
しばし名刺交換の時間。
その後、「お互いを知ろう勉強会!」のはじまりはじまりぃ~!
今回の司会は、ケースワーカー1年めAさんと、わが包括からは、おはなナースとたわ子。
Aさんと、おはな、たわ子は、この勉強会のために事前に準備をしてくれていました。
それぞれの、ある1日の仕事の様子を話します・・・。
<Aさんのある一日>
・電話対応
① 警察から、担当者が亡くなって遺体を預かっていると連絡が入る
② 担当者から、病院への受診、入院等の連絡
③ 病院から、転院のため移送業者を手配してほしいと連絡が入る
④ 簡易宿泊所から、担当者が問題を起こしているため、退去させてほしいと連絡が入る
・面接
① 医療券、証明書を渡す
② 通院交通費、おむつ代の申請受理
③ 収入申告書受理
・訪問
① 体調、通院状況、資産確認等
・経理処理
① 申請に基づき支給
② 収入申告に基づき収入認定変更
・ケース記録
① 電話内容、面接内容、訪問内容等記録
「1日にこんなにさまざまな対応をしているんだぁ・・・。」包括職員からため息がもれる。
わが包括支援センターの一日も、ケースワーカーに伝える。ケースワーカーの皆さんも同じように感じる。
「包括支援センターってこんな事まで対応しているんだぁ・・・。」
たしかに、多少なりとも関わりがあるのである程度のことはお互い知っています。
でも、それぞれ関わっていないところで、どんな仕事をしているのかを知ることで、この目の前にいる人たちの仕事の全体像を知ることができます。
ケースワーカーの担当ケースは、一人100件を超えています。
その半数以上の割合で多いのが65歳以上・・・。
お互いを知ることで、話しは自然と
「お互いに何ができるか?」というところに向かっていく。
勉強会は1時間で終了!
1年に1回・・・。でも、これだけで十分。
この地域のケースを協力して対応する関係性が生まれ、あとは日常の中で育まれていきます。
終わった後は、食事会!
「私、さわサポに行くとなんか元気をもらえるんです!(大田区では地域包括支援センターの愛称をさわやかサポートと言い、第〇係の人たちは、省略してさわサポと言う。)」
ケースワーカー3年目(もうベテランですね)の、もりりんがこんな嬉しいことを言ってくれる・・・。
私:
「あっそう・・・ 訪問で外に出たら、ついでにいつでも寄っていいからね!もりりんが来たら、いつでもお菓子とコーヒー出してあげるから!」
お互い、多問題を抱えるケースがこの数年多くなっている。気を張り詰めながらも、日々対応しているんです。
一人で背負うことなどない!お互いのことをよく知っていて、協力してくれる人がこのエリアにはこんなにいる。
この安心感と力強さが、私たち専門職に必要なネットワークなのではないでしょうか?
生活福祉課ケースワーカー、そして、包括支援センター職員。
この二つの機能が、つながりあって5年・・・。
Hさん、あなたがつなげてくれた、わが包括と第〇係の関係性は今もしっかり根づいていますよ。
あの頃、1年めで不安でいっぱいの表情をしていたもりりんも、こんなに立派になっていますよ!
うれしいでしょう・・・。
Hさん、これでいいんですよね。これからも、続けていきますからね。
生活福祉課 第〇係 との勉強会の様子・・・。
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終わった後は、山王の山の上にあるフランス料理のお店で食事。
大いに盛り上がりました。
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