大田区発の地域包括ケアシステム-おおた地域見守りネットワーク(みま~も)

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2014.5.28キーホルダー登録事業の成長を見守る。
  • 5月25日(日) 蒲田医師会 医療法人社団 至髙会 高瀬クリニック 髙瀬 義昌 院長 からの勧めで、ITヘルスケア 第8回学術大会にシンポジストとして参加してきました。
    私が参加したシンポジウムのテーマは、「地域における認知症対策」として、大田区の事業 『 高齢者見守りキーホルダー登録事業 』 について!
    まさしく、産・官・学 のさまざまな立場の方々が、 『 みま~も 』 が生み出したキーホルダー登録事業 の可能性について議論し合うというシンポジウムなのです。
    平成21年8月、みま~もという任意団体の事業として区内の地域包括支援センターに協力を求め、区内20地域包括支援センター中、8包括支援センターで申請登録をスタートした。
    スタート当時のキーホルダーは、自分たちでネットではめ込み式のキーホルダーを発注し、印刷をしてはめ込み作業も自分たちで手作業。
    その後、区民から 「どうして同じ大田区に住んでいてキーホルダーをもらえる地域ともらえない地域があるのか!」 という問い合わせが区役所に殺到。
    この一任意団体が始めた事業の思わぬ反響に、大田区が動いた。
    そして、平成24年4月から大田区の事業となり、大田区民65歳以上の人すべてにこのキーホルダーを手渡すことが可能となったのです。
    平成25年度、大田区が実施した「平成25年度高齢者実態把握調査」の結果では、居宅サービス利用者及び未利用者において、キーホルダー登録事業は、最も認知度の高いサービスであり、利用意向については、第一号被保険者、サービス未利用者、施設・居宅系サービス利用者において1位でした。
    平成21年当時のことを思い出すと、こんな日が来るなんて、みま~もの誰が想像できたでしょう・・・。
    自分たちが考えて、生み出し、必死な思いで広げてきたこの事業が、今全国中に広がろうとしているのです。
    これからも、大田区の医療・保健・福祉専門職たちが生み出した 「地域に暮し続ける安心のカタチ」 キーホルダー登録事業の成長を、見守っていきたいと思います。
    ITヘルスケア学会シンポジウムにて、私が発表した資料の抜粋は、こちらをクリックしてご覧ください。
    ITヘルスケア学会第8回学術学会の様子は、こちらから見ることができます。
    5月25日(日) 8時半、東京医療保健大学へ! シンポジストの打ち合わせが始まります。
    キャスター・福祉ジャーナリスト 町永 俊雄 氏、髙瀬クリニック 髙瀬 義昌 理事長、静岡大学大学院 教授 工学博士 竹林 洋一 氏、㈱ カナミックネットワーク 取締役会長 山本 奨 氏
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    東京都福祉保健局 高齢社会対策部 中山 政昭 部長も登場!
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    日曜日の、しかも午前中にもかかわらず、多くの参加者が訪れていました。
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    「シンポジウム:認知症を取り巻く現状とICTへの期待 ~ケアの視点を中心に ~」
    前半は、認知症ケアメソッドの一つ「ユマニチュード」について・・・・。
    そして後半、「地域における認知症対策」として、大田区の事業 『 高齢者見守りキーホルダー登録事業 』 について各シンポジストから話します。
    私からこの事業が生まれた経緯と今後の可能性を。
    カナミックネットワーク 山本会長 からは、地域見守りネットワークにICTをどう有効活用していくのか?キーホルダー事業にICTをどう組み込んでいくのか?組み込むことによって日本中に波及していく可能性を探ってもらいます。
    東京都福祉保健局高齢社会対策部 中山部長からは、2025年を見据えた地域包括ケアシステムの構築に向けて具体的な数値も上げて話していました。
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