平成23年12月10日(土)。
当院で初めてとなる「住民・ケアマネージャー・介護職のための公開講座」を開催しました。
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きっかけは、ある日突然、当院副院長 脳神経外科 荒井先生から電話で呼ばれたことからでした。
「こういうのやろうと思ってるんだけど一緒に協力してよ!!これからは病院もこういうことを取り組んでいくことが大切だと思うんだよ。」 
このようにして実現したものが、この病院が地域住民、専門職を対象として取り組む公開講座だったのです。
テーマは、
『 特発性正常圧水頭症 』
講師は荒井先生、司会を私が行なうことになりました。
近年医療技術が進み、治る認知症として注目を浴びている疾患である特発性正常圧認知症。しかし、この疾患への理解は、医療現場の中でもこれから・・・。
ましてや、介護分野の専門職や住民の中ではまだまだ多くのことが知られていない疾患です。
原因が特定できないにもかかわらず脳室の拡大が認められ、
歩行障害・認知症・尿失禁の症状が進行 する病気です。
この講座を共催という形でサポートしてくれたのが、ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社。
正常圧水頭症の治療法「髄液シャント術」で使用するシャントバルブを開発しています。
このような専門職、地域住民を対象とした講座を取り組むのは、ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社としては初めて。
そこで、私たちに協力依頼があったのです。
当日は124名の参加者で、会場は後ろまでいっぱい!
・治る認知症があることは知っていましたが、手術により日常生活が発症前とほとんど同程度の生活が送れることを知り、診療体制を整える必要性と、病気としての認知度を高めていく大切さを改めて感じました。(50代女性)
・同居の舅の症状に似ている!!受診勧めてみたいです。
・荒井先生の話がとてもわかりやすく理解できました。スライドやVTRも見やすくてとてもよかったです。転倒してから病院で発見されるだけでなく、家庭や介護の現場でも気づいて病院へ行き、治療ができれば、ご本人・家族・介護者ともに良い結果になると思いました。(看護師)
・治せる認知症があると、今回はじめて知りました。タップテストが受けやすい状況になると良いと思います。(民生委員)
・ありがとうございました!このような機会があれば、さらに参加したいと思います。(60代男性)
介護現場で働く方、地域で暮らす方、ともに今回の公開講座は、認知症のひとつの疾患である『正常圧水頭症』についての正しい理解を得る場となったようです。
12月10日(土)14:00~16:00牧田総合病院公開講座を開催しました。
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会場は大森東急イン!おなじみの会場です。東急インのスタッフの皆さんも手慣れた様子で、私たちの意図を踏まえ動いてくださいました。
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共催のジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社からは、『ジョンソン・エンド・ジョンソン』と言えば・・・!この綿棒と・・・。
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『医者も知らない?治せる認知症!』の本(定価1,143円)と、正常圧水頭症のさまざまな資料、ボールペンが参加者に提供されました。
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ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社としても、初の試みとなる大規模な公開講座の共催。今後の参考とするため、ビデオ撮影

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13:30開場。天気にも恵まれ、開場と同時に見慣れた方々が続々と足を運んできてくれました。
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14:00予定通り公開講座がスタート!
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今回の司会は私・・・。荒井先生とのコラボは、昨年2月の認知症セミナー以来です。
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荒井先生のお話は、認知症についての基本的な理解から始まり、特発性正常圧水頭症とはどんな疾患なのか?
代表的な症状、診断方法、治療法など、画像や映像を交えてとてもわかりやすく話していました。
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初めて聞く疾患、詳細なわかりやすい説明に、124名の参加者は興味津々!
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荒井先生の話しの後、私からは区が新たに作成した高齢者見守りチェック表についての紹介をさせてもらいました。
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講座終了!ほっと一安心の荒井先生と私。せっかくの荒井先生とのツーショット写真・・・、だったのですが、残念ながらボケてしまってました。残念

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荒井先生お疲れ様でした。
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