大田区発の地域包括ケアシステム-おおた高齢者見守りネットワーク(みま~も)

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2013.11.24原風景・・・・
  • ダイシン百貨店に買い物に来た人が、旬の野菜について「あれやこれや」と尋ねている・・・。
    二人のやりとりを見ていると、もうすっかり顔なじみの関係だということが手に取るように伝わってくる。
    大森柳本通り商店街 「アキナイ山王亭」では、今日もみま~もステーションの講座が行われている・・・・。
    事務所に向かうため、踏切を渡る。踏切を渡る時、ちょうど真ん中ぐらいでいつも立ち止まる。ここから神奈川県方面を見る景色が好きなんです。
    自分の前にある線路がまっすぐにどこまでも伸びている。でも、あるところで2本の線路が1つにつながって見える。ただそれをほんの一瞬眺めて踏切を渡りきる。
    踏切を渡ると、御年96歳のAさんが笑顔で「おはよう!」と私に声をかける。私も「おはよう!」とあいさつを返す。
    Aさんはこの時間、毎日踏切を渡ってくる人に家の前であいさつを交わすのを日課としていることを私は知っている・・・。
    SLがある公園では、11時と15時に機関車の汽笛が鳴る。日々のスケジュールの目安に、この音はちょうどいい。
    この公園にはSLがあり、自由に借りることができる自転車、豆自動車が完備されている。自然と親子連れが大勢やってくる。
    この公園からちょうど線路向こうにも同じ区の公園があるのが見える。
    数年前まで、こちらの賑わいのある公園と比べると線路向こうに見える公園は、遊具も、線路沿いにある柵も錆だらけ。人がいることを見たことがなかった。
    それが今、この公園から見る線路向こうの公園には、今日もみま~もサポーターの皆さんが集まり、自分たちで植えた花に水をやり、掃除をしている姿が見える。
    みま~もサポーターの人たちのすぐそばには、保育園の子どもたちが散歩に訪れているのかな?
    公園から少し歩くと、わが包括支援センターです。
    「さぁ、今日もがんばるかぁ!」 事務所のドアを開ける。
    こうして私の一日が始まる。
    これがこの地域で働く私の 「原風景」
    この原風景にしっかりと根を張りたいと思う。そこに根ざさなければ、決して見えないものがある・・・。
    この地域に根ざす。
    これさえずらさなければ、あとはほんの少しだけ、自分が地域で働く専門職であることを地域に暮らす人たちに知っておいてもらう。この場所が、自分たちの地域の「地域包括支援センター」だということをわかっておいてもらう。
    それでいい・・・。何も肩ひじ張ることはない、背伸びする必要なんかない。
    これさえ踏まえていれば何かが始まっていくんです。これができていなければ、何もできないんです・・・・。
    おおた高齢者見守りネットワーク(愛称:みま~も)は、こうして、この地域で産声を上げたのです。
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    事業所: 未分類

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