大田区蒲田駅前にある 「 東京工科大学 」。
ここの医療保健部 看護学科 3年生を対象に、「 地域包括ケア 」 についての講義を行ってきました。
看護学科の教授の方々とは、みま~もの取り組みを通して知り合い、以来実習生を受け入れています。
その関係で、学生たちが学んではいるがイメージを持ちづらい、「地域包括ケア」についての講義依頼があったのです。
・ そもそも地域包括支援センターとは何なのか?
・ 高齢化が進む中、医療現場・介護現場それぞれが抱えている限界は?
・ このように限界を感じ、具体的に大田区の専門職が動き出した 「みま~もとは?」
・ 将来、この地域でともに働く君たちに伝えたいこと。
この4つを柱に講義を行いました。
講義の後、学生たちが書いたアンケートを先生が事務所に持ってきてくれました。
若いっていいですね

理解したことをストレートに表現してくれている感想ばかりでした。
自分たちが目指している専門に、希望とやりがいを持つ一助になれたことはうれしいことです。
この地域の未来の専門職たち!ともに関われる日を心待ちにしているよ!
「知は力」 今しかできない学びを、しっかり身につけるんだよ!!

いただいた感想の一部を紹介します。
「 今日の講義では、地域包括ケアについて学びました。これまでもペーパーの上では地域包括ケアということは学んできましたが具体的なイメージはないままでした。
しかし今日のお話を聴いて、地域包括ケアとはどういうものなのかをわかりやすく学ぶことができました。特に印象的だったのは、 『 地域包括ケアはまちづくりである 』 ということと、『 手をさしのべるためには相手に手が届く距離にいなければならない 』 ということです。
医療の場が在宅に徐々に移行している現状の中で、特に地域包括ケアの重要性を感じます。地域の中には、訪問看護師・保健師だけではなく、病院で働く看護師も含まれるということで、これから自分も地域包括ケアを担う一員になるということを改めて自覚し、地域におけるケアについても積極的に学んでいきたいと思いました。 」
「 今日の講義の中で最も印象的だったのは、キーホルダー事業の件です。区の事業として進めていたら2~3年かかるところを数ヶ月で実施にまで漕ぎつけたということがすごいと思います。
需要があったということだと思います。地域の活動はさまざまあり、また、地域住民のニーズもさまざま。住民の要望と政策が一致していないものも多い中、地域包括ケアという形で、その需要に応えていけたことはすばらしいことです。
また、そのおかげで大田区の町工場の仕事を増やすことまでできて、まさに包括的に地域を支援していくことができていると思います。
専門職がそれぞれのできることを活かし、できないことを支え合い、地域にいる人たちと協力することで、地域を、その生活をより豊かにしていけるのだと感じました 」
「 地域包括支援センターでは、困っている人を助けるという印象が強かったので、正直もっと暗い場所かと思っていました。しかし今日のスライドに出てきたおじいさん、おばあさんはみんな笑顔で一気にイメージが変わりました。
困る前に防ぐ!困ったときの頼り場所をつくるといった事業がたくさん行われていてすてきだと思いました。
キーホルダー事業に関しても、地域の声を聞いたからこそ、さらにそれを問題として取り上げ、解決方法を考えたからこそたくさんの工程が重ねられてできたものであり、小さなPDCAサイクルの繰り返しがたくさんの人を助けるのだなと思った。みま~ものパンフレットのように、まずは 『 さしのべる手 』 が重要だということがわかった。 」
「 保健師になりたいけど、学習をするたびに役割の難しさを感じて、社会に貢献する自信がなくなっていました。しかし今日、具体的な地域でのまちづくりの現状を学んで、『 高齢者見守りキーホルダー 』のように、私も全国によい影響を与えるような取り組みをしたいと思い、将来が楽しみになりました! 」
東京工科大学 医療保健学部 看護学科 3年生に話した資料データは、こちらをクリックしてご覧ください。
感想用紙には、いっぱい書かれた感想とともに多くのみま~もくんが描かれていました。
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東京工科大学 蒲田キャンパス。
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少し早めについて、私の前に行われていた講義のチェック。
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M先生から、私を紹介してもらいました。
M先生は実習の関係で何度も事務所に来ていただいていて、もちろんみま~もの大ファンです!
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講義終了後、受講していた学生が感想を話してくれました。
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講義終了後、キャンパス内で売っていたお弁当を買って事務所に戻りました。
さすがのボリューム!これで370円。
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事務所に戻ると、看護学科4年生が実習中!今日受講した3年生も、来年は我が地域包括支援センターに来るのですね。
楽しみです

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