わが包括職員、「保健師うさ子」。
「澤登さぁん、今度はどこに行くんですかぁ?一緒に行ってもいいですかぁ!」 みま~もの取り組みを普及していくために、様々なところへ行くことが多くなっている。
保健師うさ子は、自分が関心のある所へは積極的についてくる。うさ子は言う、「自分たちが大事だと思って取り組んでいるみま~もを、様々な人がどう感じるか?それを生で感じとりたい!」 そう思っているのだそうだ。
「みま~も」の後援団体である東京都健康長寿医療センター研究所で働いていたうさ子は、「みま~も」の取り組みに興味と関心を抱いた。
その後、九州の実家で自治体保健師として働いていたが、やはり、「みま~も」への関心は捨てがたく、東京都健康長寿医療センター研究所で私たちと親交のあるN研究員を通じて、私に就職希望があることを伝えてきた。
上京し、初めてN研究員にわが包括支援センターに連れて来られたうさ子は、初対面の私に自分の思いをこう話してくれました。
「私は、地域包括支援センターというところには興味がないんです。みま~もを取り組んでいる 『 地域包括支援センター入新井 』 で働きたいんです! 」
あの初対面からまもなく3年が経過する。今では保健師うさ子は、この大森地域に暮す人たちの中にすっかり溶け込んでいる。もちろん、わが包括支援センターの中でもなくてはならない存在になった。
このうさ子が、介護職向けの Webマガジンに寄稿することになった。
「書いてみたんですけどどうですかねぇ~~~~?」
抜粋ですが見てあげてください。保健師うさ子は地域包括支援センター保健師として、着実に成長しているんです
(保健師 うさ子の原稿一部抜粋)
― なぜ地域包括支援センターに保健師が配置されるのか? ―
健康なヒトと地域をつくるために、住民自身が主体的に予防を含めた健康づくりを行っていける環境(システム、施策)をつくること、その手段として住民同士や組織を繋いでいくことが保健師の役割であると考えられます。
通い続けたい場がある、役割を持てる場がある、「こんなことしてみたい」という思いを持ち続けることができる・・・これが介護予防につながるのだと思います。
ただ、介護予防は目的ではなく一つのツールにすぎません。自分らしく生活し続けるためのツールです。この一つひとつのツールを大切に実践し、積み重ねていくことで、地域包括ケアシステムは少しずつ構築されていくのだと思います。
「つなぐ」視点を持ち、一つ一つ大切に実践しながら、今!と思った時に住民の背中をポン!と押すこと。
これが、いつまでも暮らし続けることのできる地域(地域包括ケアシステム)を創っていくために、保健師という専門職としてできることだと考えています。
保健師うさ子が、みま~もステーションを取り組んでいる商店街のフリーペーパーに掲載されています。こちらをクリックしてご覧ください。
保健師うさ子と一緒に、東京工科大学医療保健学部看護学科 保健師の道に進む4年生に向けた特別講義に行ってきました。
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「澤登さんはね、うさ子のような保健師になってほしいと願って話していたよ!」 (By みま~も)
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「未来のうさ子たち!まだまだ試験や実習など大変だと思うけど、保健師目指してがんばりやぁ~~~~!」
今ここで、私が話している学生たちが、来月わが地域包括支援センターに実習でやってきます。
実習担当? もちろん!保健師うさ子です
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講義が終わり、外に出ると蒲田の町はすっかり日が沈んでいた。
「今日は久しぶりにうさ子と飲んで帰るかぁ!
」
大衆酒場に入り、みま~もを語り、地域包括支援センターを語りながら、うさ子と酒を酌み交わす。
センター長として、至福の時間だったとさ!
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