包括支援センター事務所に一人の男性がやってきた。
「俺のキーホルダーが壊れちゃったんだよ・・・・ 」
見ると、いつも肌身離さず持ち歩いていたのか、傷があちこちについたキーホルダーが、本体とチェーンの部分が取れてしまっていた・・・・。
↓
「新しいものに交換しますね!」
すると、この方は不安そうにこう言った。
「この番号は変わらないようにしておいてくれるかね?この番号のおかげで、何回も命を救われたんだよ・・・・ 」
この男性のキーホルダー番号で、通報などがあったことはない・・・。でも、この男性は、「救われた・・・」と実感している。
つまりこの方にとってこのキーホルダーは、一種の 『 安心のお守り 』 のようなものだったのでしょう。
しかも、この方のキーホルダー番号は、数字の語呂合わせで、とてもとても縁起のいい番号。(ここでお伝えできないのが残念なくらい、縁起のいい、元気の出る番号なんです
緊急時の安心のために生み出した「SOSキーホルダー登録システム」が、地域に暮らす人たちに届く中で、いつの間にか持っている安心感にもつながっている・・・。
持っている安心感・・・。
それは、地域包括支援センターとキーホルダー登録を通してつながった安心感・・・。
地域の医療・保険・福祉専門職とつながっている安心なんですね。