SOSみま~もキーホルダー登録システムが、大田区の事業として4月からスタートする。このことを耳にした各関係者から連絡が入っている。
平成21年6月地域づくりセミナー「医療の安心」で協力してくれた、東邦大学医療センター大森病院 医療ソーシャルワーカーMさんからメールが届いた。
『 事前に耳にはしていたものの、やはり皆さんが真摯に取り組んだことがひとつひとつ具現化し
地域住民の元に広がっていくというのは、じつに気持ちがよいことです。ご苦労をうかがっているが故、感慨深いものがあります!
とはいえ、まだまだ地域力を引き出す方策にMSWを使わない手はありません!どうぞ引き続き微力ですが関わらせてくださいませ。
ひとまず、おめでとうございます。そして今後ともよろしくお願い申し上げます。 』
この平成21年6月セミナー「医療の安心」で協力してくれた、大森地域の4病院の医療ソーシャルワーカーとの出逢いから、キーホルダー登録システムの第一歩が踏み出された。
大田区のすべての病院 医療ソーシャルワーカーたちに、このシステムへの協力を求めてくれたのも、Mさんたちでした。
みま~も発足当初、私たち包括支援センターの担当部署 係長だったAさんからもメールが届いた・・・。
↓
『 ご無沙汰しています。今日の毎日新聞に、大田区が「みま~も」のキーホルダーを全区的に広げる記事が載っていました 
やっとその気になったか・・・。
最初はみま~もの活動を対岸から見るだけで、何も力を貸さなかったのに・・・。
地道な活動の裏に、どれだけの苦労が沢たちにあったことか・・・。
でも、がんばってきた甲斐があったなぁ~。
お疲れさま! 』
おおた高齢者見守りネットワークの活動をスタートさせようとしていた4年前・・・。
行政機関の方々は、地域包括支援センターが核となり誕生した、地域と医療・保健・福祉専門職、民間企業、地域がつながるネットワークには冷たい態度でした。
今考えれば、無理もありません。
それでも私たちを止めずに、「責任は区は持ちません。何かあればあなたの責任ですよ」と、目をつむっていてくれたのには、逆に感謝しなければならないのでしょう・・・。
しかし、そんな四面楚歌の状況の中、まるで堤防のように私たちを守り、応援してくれたのが、このAさんでした。
そればかりではありません。この大森の地域でこのような任意団体が生まれたことを、自分名義で、すべての自治・町会に協力を要請してくれたのです。
このAさんが、あの時期にいてくれなかったら・・・、私はこの地域に、今の法人にもいられなかったかもしれません。本当に感謝しています。
多くの方たちが、必要な時期に精一杯の力を出してくれた。
それがあったからこそ、今があるのです。
来年度からスタートする、キーホルダー事業を核とした大田区システム。
大田区だけでなく、全国各地の自治体で、キーホルダー登録事業が生まれようとしています。私のところへも、各自治体からこのシステムを導入したいと連絡があります。
しかし今回の大田区システムは、キーホルダー登録数の見込み規模も、キーホルダー登録システムが、本来発揮する意味を理解した上でスタートさせていこうとしている姿勢も、他地域の先進になるだろうと思っています。
なぜなら、
・高齢者施策のすべての入り口として、このキーホルダー事業をおいていること。
・医療も介護サービスもしていないような元気なうちから、地域包括支援センターとつながるツールとして、すべての高齢者施策の入り口にキーホルダー事業を置いていること。
・そして、キーホルダーをきっかけに、地域包括支援センターとつながったつながりの更新も含めて、登録者の誕生月に、包括に毎年来てもらい、登録情報の更新を行なっていくということまでを、キーホルダー事業の中に盛り込んだこと。
この3つが、各自治体で導入したキーホルダー事業と大きく異なるからです。
万が一のためだけに、このキーホルダー事業を始めるのではなく、地域のつながりから、適切な時期に私たち医療・保健・福祉、行政機関につながるツールとして、元気なうちからつながるシステムツールとして事業を導入するという目的を明確に持ったこと。
これが大きいのです。このキーホルダー事業が本当の意味で活かされる仕組みなのです。
初年度のキーホルダー登録者見込み数3万人。高齢者人口の20%以上。別に大きな数字ではありません。
区の事業として、この内容が、意味が区民に伝われば、区民が、この大田区に暮らし続けていく大きな安心につながると確信しています。
平成24年度以降の大田区の高齢者施策が、大田区モデルとして全国に広がっていくよう、現場での普及に努めたいと思います。
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澤登さんあてに、TVに出た当日の20時におめでとうございますぅ…と電話がありました。
澤登さんに伝えそびれていました。
みなさんの思いを一緒に噛みしめる場所にいるんですね。。。私たち!