みま~もが昨年度から取り組んでいる 『 まちづくりが元気!おおた登録事業 』 !
地域にある医療・介護事業所・施設・薬局などが、利用者・入居者という枠を超え、「まち」に暮らすすべての人たちに何ができるか?
自分たちができる具体的なまちづくりをステッカーに記入し貼り付ける!
自分たちが働く 「場」 が、自分たちの分野を活かした形で、地域に暮らすすべての人たちを対象に何かできないかと考える。
このような事業所や施設、店舗が地域に増えていけば、私たち専門職にとっても個別支援の際の社会資源となる。この事業の登録は、現在60ヶ所を超えている。
この登録事業所を対象とした情報交換会を、先週金曜日開催しました!
講師として参加してくれたのはNHK記者池田さん!
今から5年前、池田さんが担当した NHKスペシャル 「消えた高齢者無縁社会の闇」で取材協力して以来のおつきあいです

右肩上がりの時代は、「数値化できる幸せ」を優先してきた。(経済成長、平均寿命、etc・・・)右肩下がりの時代、それまで丸投げしてきた「数値化できない幸せ」 (PRICELESS!) を取り戻すチャンスなのでは?!
では、 「数値化できない幸せ」 とは何か?それは、
役割があり人とつながっていること!=社会参加できている状態 。
鹿児島での2年間の生活で、鹿児島医療介護塾の仲間たちと出会い、役割を持ち生活していた頃に実感じたことをもとに話してくれました。
「基調講演よかったです。無縁社会の番組は、以前テレビで拝聴しましたが、改めてお話を伺い、自分自身社会参加を地域で支えるということを考える機会になりました。住み慣れた地域で最期まで→国の財政が厳しいから→地域包括ケア?私も同様に感じています。しかし、数値化できない幸せを取り戻すチャンス!と捉えるというのはいいですねぇ。」 (デイサービス相談員)
「まず地域と、住民が医療や介護が必要となる前から専門職としてつながりを持つ!という思想に感激しています。NHKの池田様の話にもあった『役割づくり』に、積極的に関わりたいと思いました。まずステッカーを、各薬局に貼っていきます!」 (数日前にみま~も協賛事業所となったばかりのグループ薬局責任者)
「小さなことでもあちらこちらに気遣ってくれる人がいるという、この地域の活動に関われていることをうれしく感じることができたお話しでした。」 (有料老人ホーム営業担当)
「人が住んでいるのは知っているけれど、誰が住んでいるのかわからない。よく見るお顔の人でもどこに住んでいるのかわからない。小さなあいさつからだったり、笑顔のアイコンタクトだったり、自分ができる地域とのつながりを持っていきたいと思いました。」 (グループホーム相談員)
「役割が大事という部分に共感します。人生観や死生観について財政に左右されるというのは、家庭レベルでも存在します。だからこそ、『どう生き、どう死ぬか』という議論は、もっと活発に行われるべきだと思います。グループワークで感じたことは、相談できない不安と他人の世話にはなりたくないという感情に向き合うためには、専門職の生き方が大事であると改めて実感致しました。」 (理学療法士)
「本日の講演、情報交換、ともに大変意義深いものでした。 『社会的孤立』 に対し、どう目を向けていくのか?老人憩いの家としてはもちろんのこと、社会福祉法人として、やらなければならないことを再確認しました。」(老人憩いの家受諾 社会福祉法人 ソーシャルワーカ)
話し終わった頃、職場から連絡が入り急いで霞が関に帰って行った池田さん。
数時間後、仕事が終わり、再び大森に戻ってきてくれた。残っていたみま~もの仲間とともに池田さんを出迎える (*^_^*)
『無縁社会』 の番組での取材協力を通して知り合った池田さん。あの番組から5年、今もしっかりとみま~もとつながってくれている。素直に心からうれしい。
10月10日(金) 当院 「牧田総合病院」 食堂にて、「まちづくりが元気!おおた登録事業」 情報交換会を開催しました。
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司会は、わが包括支援センターリーダー たぐナースと、六郷中地域包括支援センター Tくん!
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中村代表より開会あいさつ。
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平成22年9月5日に放送された NHKスペシャル 「消えた高齢者無縁社会の闇」 をみんなで観ます。
みま~もキーホルダーだけが海岸沿いで発見された。所持していた男性は、元職場からも、地域からも孤立し、行方がわからないまま・・・・。池田さん渾身の番組です!
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NHK厚生労働省担当キャップ 池田さん。私たち専門職たちに、何を大事に人の支援に関わることが重要なのか?原点を伝えてくれました。
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池田さんの話しを基に、グループワーク開始!
「役割とは?数値化できない幸せに専門職として何ができるのか?」 どのグループも熱い討論が展開されました。
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何ということでしょう・・・・

事件が現場で起こり、急きょ職場へ戻らなくてはいけなくなった池田さん。
みんなで池田さんに、「ありがとうございましたぁ~~~!」
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走って当院をあとに、現場へ急行する池田さん。
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ライフ出版 徳田さんから、 『フリーペーパーみま~も!』 第2号についての内容説明。半年に1回発行します。次号も楽しみな内容盛りだくさん!
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まちづくりが元気!おおた登録事業がスタートして1年。ステッカーが古くなったところは遠慮せず言ってください!
新しいステッカーを渡しますよ!!
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この情報交換会に、江戸川区の皆さんが参加してくれました。
「ここまでたくさんの方の賛同に至るまで、いろいろとあったと思いますが、江戸川区でも私たちにできることを仲間たちと一緒にやっていきたいと思いますので、これを機会に今後ともよろしくお願いします。」
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「霞が関に戻って所要が終わりました。まだ呑んでますかね?」
何と仕事に戻った池田さんが、また大森に戻ってきてくれました!!
今日は呑みましょう!かんぱぁ~~~~い!
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