「澤登さぁん!12日午後空けといてよぉ~!」
このように私に話しているのは、「一般社団法人 木谷ウォーキング研究所」理事長の木谷さんです!
いつもの調子で、唐突にまずは私の予定を半ば強引に押さえる。押さえた上で、用件を語りだすいつもの木谷さんの戦法です。
この木谷さんとの出会いにより、みま~もステーションの講座として始めた、
「 ノルディック・ウォーク! 」
もともとは、みま~もの書籍 『 みま~ものキセキ! 』の出版社 ライフ出版 Tさんからの紹介でした。
ライフ出版の事務所の上の階に事務所を構えていた 「 木谷ウォーキング研究所 」の理事長 木谷さんに初めてお会いしたのは、今年2月ぐらいだったでしょうか???
真冬なのに、なぜか小麦色の顔。その顔にとても60歳代とは思えない、少年のような屈託のない表情を浮かべる木谷さんと意気投合するのには、長い時間は必要ありませんでした。
それからとんとん拍子に事は進み、5月から、みま~もに関わる地域住民に呼びかけ、「ポールを使用したウォーキング講座」を開催していった。
東京都医療保健大学 医療保健学部 山下教授の全面協力による講座開始前と講座終了後の 足指力・膝間力測定、バランス機能、歩行計測測定では、
高齢者にとってポールを持ったウォーキングが有効であるという結果が得られている。
・転倒リスク群、非転倒リスク群ともに、下肢筋力が改善している。なかでも、転倒リスク群の改善率が高い点は、注目に値する。
・バランス機能が向上し、重心の揺れが減少して、転倒リスクが減少した。
・介入後には、足指の圧力が全体的に増大した。足裏アーチの改善がなされ、地面をしっかりつかめるようになったことがうかがえる。
・ポールを持つことにより、基底面が拡大し安定する。その結果、強い蹴り出しと踵の圧力の向上が図られた。つまり、安定的かつ理想的な歩行が得られている!
このような効果・検証が得られたことにより、木谷さんのボルテージはさらにグッと上がっていきます。そこで、今回の依頼の用件につながるのです・・・・。
今回の木谷さんの用件を簡単にまとめると、
「ノルディックウォークには大きく分けて4団体あり、この4団体がそれぞれ独自に活動を展開している。
(NPO法人日本ノルディックウォーキング協会・一般社団法人日本ポールウォーキング協会・NPO法人日本ノルディックフィットネス協会・一般社団法人全日本ノルディックウォーク連盟)
今後、シニア向けノルディック・ウォークを広げていく上で、この4団体がそれぞれ独自に行うのではなく、一つにまとめていきたい。そのために力を貸してほしい」 ということ。
まさしく!木谷さんと私が大好きな坂本竜馬が、幕末、それまで犬猿の仲だった長州藩と薩摩藩に同盟を結ばせ、明治維新への扉を開くきっかけをつくった『 薩長同盟 』のようなシナリオです。
しかも、薩長同盟は2藩、今回は4団体!
まぁ、そんなこんなで12月12日(木)、ノルディックウォーク・ポールウォーク推進団体意見交換会に参加してきました。
集まった方々は、普段お会いできないような方々ばかり・・・。
日本公衆衛生協会 多田羅 浩三 会長、日本健康スポーツ連盟 玉利 斉 理事長などなど・・・・。木谷さんのネットワークで集まった方々です。
結果的には、歴史が大きく動いたのでしょう。今後、この4団体で情報共有・情報交換を活発にしていくために、このような集まりを定期的に開催していくことになりました。
一つの目的(ポールを使ったウォーキングの普及)のために、違いを超えて、違いを認め合い、協力し合う。その瞬間に立ち会うことができたというのは、分野がちがえど気持ちのいいものです・・・。
7年後の東京オリンピックに向けて今、ノルディックウォークが熱いです!
木谷さん、平成の薩長同盟成立!おめでとうございます。
ノルディックウォーク・ポールウォーク推進団体意見交換会で私が話した資料は、こちらをクリックしてご覧ください。
みま~もで取り組んだ『 ポールdeウォーク!講座 』のチラシ。
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ノルディックウォーク・ポールウォーク推進団体意見交換会に参加させていただきました。
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多田羅会長より、「ポールを持ったウォーク推進連絡協議会」(仮称)の結成についてご提案。
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3時間におよぶ意見交換会が終わり、東京駅に着いた頃はもう真っ暗。
さぁ、大森へ帰りましょう。
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