おおた高齢者見守りネットワークの協賛事業所である『 株式会社ファーコス 』 福祉在宅事業部 課長 Mさんより連絡が入りました。
ケアマネージャー、在宅活動を行っている薬剤師を対象とした社内研修で、「来年度の介護・医療保険制度の同時改正についての要点、地域包括ケアについて、今後の地域包括ケアの中で薬局が担える役割」を話してほしい・・・。
という、なかなかヘビーなご注文
しかし、この株式会社ファーコスのケアマネージャーの方々は、キーホルダー登録システムの申請開始に向けた準備や、みま~もレストランへの関わりなど、みま~もの取り組みで本当にお世話になっている人たち
日頃の恩返しのつもりで引き受けさせてもらいました。
川崎市・世田谷区・大田区にあるファーコスの居宅介護支援事業所ケアマネージャー、そして、各地域の薬局エリア部長などが参加。
今、自分たちが働いている地域の高齢化の現状、2025年という一つの節目に向けた今回の介護・医療保険同時改正、地域包括の方向性があること。
そのうえで、今後他職種が連携して、地域で暮らす高齢者と元気な段階から専門職が縦横に関わっていく仕組みを各地域の特性に応じて構築していく重要性。
参加者からは質問を事前にもらっていて、認知症連携パスについて、薬局と地域包括支援センターの連携についての可能性も付け加えて話しました。
研修会が終わった後は、懇親会&送別会にお邪魔しました。
私たちの大田区にある、ファーコス あい薬局のケアマネージャーSさんが、1月末で退職。今後は、自分がやりたいと思っている施設ケアに転職するそうです。
Sさんは、ケアマネージャーの経験がない中で、あい薬局居宅介護支援事業所に入社。その頃からあい薬局がみま~もの協賛事業所となりました。
Sさんもみま~もの関わりを通して自身の多職種とのネットワークを築き、今では、地域の頼りになるケアマネージャーに成長しました。
ケアマネージャーになったばかりの頃から知っているSさんが退職するのはさびしいことです・・・
しかし、Sさんはみま~も活動を今後も行うために、転職先の施設も区内で探してくれています!
「みま~もがあるときには、夜勤明けでも行きますよ 」
と、うれしいことを言ってくれます・・・
今後、地域の中で高齢者を支えるネットワークを構築していくにあたって、コンビニほど地域に多く存在する薬局が、専門性を活かした「まちかど立ち寄り相談所」の機能を持って、地域包括支援センターと情報共有していく・・・。
こんな新たな薬局との連携体制を、考えていきたいと思います。
懇親会で、大阪の薬剤師さんがこんなことを言っていました。
「今まで自分たちは、来た人に薬を提供することが役割だと思っていましたが、澤○さんの話を聞いて、今までずっと薬を取りに来ていた人が、最近来なくなったという変化に気づくことができることを思いついたんです!
常備薬を薬局に取りに来て、それでも元気に暮らしていた高齢者が薬局に来ることができなくなった、来なくなった・・・。この気づきって薬局だからできるんですよね!」
そうです!お互い自分たちが行なっているものの中で何ができるのか?どの部分で連携ができるのか?考え合っていけば必ずつながる部分がある。そこを具体的にしていけばいいんです。
必要なことに対して、一緒に考え合う土台さえできれば、具体的な連携の形を描くことができるんです。
さぁ、新たな薬局との連携の形を、具体的に考えていきたいと思います。
㈱ ファーコス社内研修 「これからの地域包括ケアを考える」 で使用した資料はこちらです。
秋葉原にある、株式会社ファーコス本社へ行ってきました。
大田区にあるファーコスあい薬局さんは、おおた高齢者見守りネットワーク会発足後すぐから、趣旨に賛同し関わってくれています。
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日頃、会に協力してくださっているファーコスの皆さんへ、みま~もまとめ集で書いていた私のできたての原稿をプレゼント。
本ができたときも、ちゃんと買ってくださいね!!
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研修終了後、Sさんの送別会にも参加させてもらいました。部長も、他地域のケアマネージャーたちも、Sさんの新たな旅立ちを心から応援し送り出していました。
「いい職場の雰囲気だなぁ~」と、心から思いました。
「Sさん、新たな場所でも今までどおりがんばってくださいね!応援しています!そして・・・、みま~もにも今まで同様関わっていくんだよ!夜勤明けでもね
」
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