おおた高齢者見守りネットワークの5年間の活動を通して学んだこと・・・・。それは、
多くの方々が賛同し、主体的にかかわってもらうためには、その活動自体に、明確で具体的な意味を持たせる ということです。
活動に意味を持たせるためには、広く視野を持つための学びが必要となります。
先見性・洞察力・分析力・コミュニケーション力・行動力・・・。
様々な人たちがつながり、協力して物事を具体的に進めていくためには、このような土台となる学びが必要なのです。
8月24日(土)、みま~も主催により開催した 専門職を対象としたセミナー 「大田区発!地域包括ケア ~まちづくりのために今、専門職ができること~」 では、本来、私たち専門職の対象である「要介護・要支援」高齢者だけを対象に向き合うのではなく、
すべての地域に暮らす高齢者に、自分たち医療・保健・福祉専門職が何をできるのか?をテーマに考え合い、
新たな事業 「まちづくりが元気!おおた」登録事業をスタートさせた。
この事業を具体的にする作業と同時進行で、この事業の意義・目的をさらに明確にするための「何か?」を私は模索していました。
そこに手をさしのべてくれたのが、このセミナーで講師をしてくださった 東京都健康長寿医療センター研究所 医学博士 藤原先生と、藤原先生の研究チーム 「社会参加と地域保健研究」の研究員 野中さんでした。
このセミナーに向けて、私が興味と関心があり読んでいた
厚生労働省が6月にまとめた
「生涯現役社会の実現に向けた就労のあり方に関する検討会」報告書。
この報告書の検討会に参集されていた、
公益財団法人ダイヤ高齢社会研究財団 主任研究員 澤岡 詩野 さんと、話し合う機会を設けてくださったのです。
場所は、東京都健康長寿医療センター研究所!
ということで、わが包括職員 たぐナース、保健師うさ子、みま~も代表中村さん、そして、みま~も蒲田の地域包括支援センター六郷東センター長 谷川さんと、東京都健康長寿医療センター研究所へ行ってきました!!
みま~も発足当初、当時みま~もの活動に興味を持ってくれた野中研究員に初めて会うために訪れて以来、じつに5年ぶりの訪問です!!
公益財団法人ダイヤ高齢社会研究財団 主任研究員 澤岡 詩野 さんの話は、この報告書に書かれていることだけでなく、
・世界各国が、何を視点に高齢施策を設計しているのか?
・地域社会のさまざまな課題を解決する担い手として、高齢者が活躍することを可能にするための仕組みづくり
などなど、自分たちが今後、目的・意義を明確にするための豊富な材料をいただきました。
発足当初、この研究所に足を踏み入れ、野中さんたちと話しをしての帰り道、「みま~も」というまだ何も生まれていないものへの道筋が拓かれたような思いで、意気揚々と歩いていたことをふっと思い出しました・・・。
あれから5年、この日もまた、新たなに向かう道程が見えた気がして、意気揚々とみんなと大田区へ戻りました!
それだけではありません!
公益財団法人ダイヤ高齢社会研究財団 主任研究員 澤岡さんは、みま~もに大変興味を持ってくださり、9月中に大森へ来てくれることになりました!!
そして、来年度初回の地域づくりセミナー(5月)には、
『 徒歩・自転車圏に「第三の居場所」を創り上げる意味 』 をテーマに、講師を引き受けてくれたのです!
これからもみま~もは、「知」を力に、一つひとつの取り組みを進めていきたいと思っています。
『 まちづくりが元気!おおた 』登録事業を考えるにあたり、厚生労働省がまとめたこの報告書も一つの参考にさせていただきました。
興味ある方は、こちらをクリックしてご覧ください。
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「生涯現役社会の実現に向けた就労のあり方に関する検討会」 報告書概要については、こちらをクリックしてご覧ください。
「生涯現役社会の実現に向けた就労のあり方に関する報告書(案)」はこちらからご覧ください。
8月29日(木)、東京都健康長寿医療センター研究所へ行ってきました!!
東京都健康長寿医療センターは、隣りの敷地から新築された建物へ今年移ったばかり!
ピッカピカ!でしたよ。
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様々な学術研究をしている場所を通って進んでいきます・・・。
みま~もメンバー、興味津々なご様子・・・。
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藤原先生の研究チーム会議室へ・・・・。
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約1時間、とても有意義な時間を持てました。
藤原先生、沢岡さん、野中さんありがとうございました・・・。
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「もう、せっかくなんでうちの部屋を見ていってください!」
藤原先生、野中さんたちが、日夜研究に励んでいる研究室を気さくに案内してくれました!
それにしても・・・・・、本だらけ・・・・・。
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話し合いの後、研究所がある板橋区大山でお食事・・・。
楽しい時間でした。
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