昨日は、午前中、私たちの地域の民生委員協議会があり、参加してきました。
4月になり、認定調査項目の変更や、経過措置等の説明のため、担当行政職員と同行・・・。
説明は、同行した行政担当職員が行いましたが、その後、まぁ出るわ出るわ!質問や意見。
①「急な疾患で、至急サービス利用が必要な人がいるのに、申請をしてから、認定が出るまで1ヶ月・・・。それまで本人や家族は耐えなければいけないのか
」
②「紙おむつを申請しても、届くのは翌月・・・。早急に対応することはできないの?」などなど・・・。
このような場面に接したとき、みなさんだったらどう対応しますか?また、どのような話しをしますか?
今回は、私は別の話をするために参加してたので、このような意見質問は、行政担当職員の方が対応していました・・・。
例えば、①の意見に関しては、「介護保険の認定は申請時に遡り、サービスを利用できること」
②に関しては、「ご意見はごもっともですが、申請を受け取ってから配送業者に連絡する関係上、どうしても時間がかかってしまうので・・・」
何も、この職員の批判や対応の悪さを書こうと思っているのではありません。
たしかにその通りの答えなんですから・・・。
でも、このようなやりとりが終わったところで、参加している誰が、「これからも、がんばろう!」という気になるのでしょうか?
この場面が自分の担当でなかったということもありますが、民生委員が意見を言っているとき、行政職員は話を聞こうと下を向いて真剣に聴いていましたが、私は、話している人の顔を
ジ~~~っと見つめて聴いていました。(プチ余裕)
顔を見て聴いていたのは、手法でも何でもなく、単純に「すごいなぁ~」と感じていたんです。
自分が関わっている人を思い浮かべ、自分のことのように話しをしているみなさん・・・。
気がついたら、自分も口を出してしまっていました
(しまったぁ!)
「私たちもサービスが早急に必要な方に関しては、暫定でのサービス利用でケアマネージャーと対応することもありますが、この
早急という判断を面談だけで判断するので、家族からSOSを発していただかない限り、早急かどうかが判断できません。遠慮して今の状況を言わなければ、私たちは気づけないんです!」
「気づかないから、みなさんから見れば、なぜこんな急な対応が必要な人にもかかわらず、機械的に1ヶ月も待たせるんだ・・・!ということになってしまうんです」
「みなさんはその方々の生活の場を知っている。私たちが正確に判断できるための情報を、是非お伝え下さい!」
「紙おむつ支給に関しては、たしかにおっしゃる通り、お役所仕事なので時間がかかってしまいます。ただ、支給されたおむつが不用になった方からご厚意で頂いたものがあるので、是非必要なみなさんに伝えてください!今の包括おむつ倉庫は、ちょうど満タンになっていますので、サイズや種類も全て対応できます
」
要は、意見を言う人、言われる人、または、答える人の関係じゃぁない。立場がちがうけれども、参加者全員どうにかしようと、日々頑張っているんです。一緒に考えればいい・・・。
それぞれの立場で新しい情報があれば、それはみんなで共有しあう。このような話し合いの方が、終わった後、みんなが、また、地域に戻ってがんばれる。がんばろうと思う。
正直な話し、帰り道に「ふぅ~つかれたぁ~」と思って歩いていたんですが、民生委員の方が数名追いかけてきて、「今日は感情的になってごめんなさいね。またよろしくね!」と声をかけてくれました。
この一言が、元気パワー上昇の源なんですよね、私・・・。
翌日、さっそく民生委員さんが事務所へやってきました!しかも、息子さんの車で・・・。息子さんは、母ちゃんに頼まれ、しぶしぶという態度全開・・・
「担当の地域でおむつが早急に必要な方が数名いるので、さっそく取りに来たわ!申請には、家族に包括へ行きなさいと言ってある。だって、本人や家族をあなたたちに会わせた方が良いと思ったの・・・。だって沢○さんそう言ってたものね」
何か、嬉しくなりました・・・。自分の地域の民生委員のみなさんを改めて誇りに感じることができた話し合いでした。
この日は会議づくめで、夜は「大田北高齢者見守りネットワーク」の会議。大体、月1回のペースで開催しています。
嬉しいことに会議で話し合う内容もどんどんふくらんでいます。
一つだけお知らせしちゃうと、地域の諸団体、議員さんが中心となりミニFMを開局する準備を進めていて、この取り組みに「私たちの会にも関わって欲しい」ということ。
こういう話しが来ること自体が、地域にこの取り組みが広く周知され始めているということなのでやっぱりうれしい。会議に参加しているメンバーも俄然盛り上がります!!
朝から夜まで、どっぷり話し合いばかりの一日でしたが、何か、心がほっこりあたたまった一日でした。
「大田北高齢者見守りネットワーク」はメンバーも増え、奥の部屋は、いつも人でいっぱいです。
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