大学卒業後、母親たちが「生の舞台芸術を親子で鑑賞し、子どもたちを健全に育てたい!」そんな思いで発足した会の事務局として働く道を選んだ。
工学部を卒業した自分が、児童演劇の道を選ぶ・・・。親の大反対を押し切っての就職だったことは言うまでもない。
演劇を鑑賞するその日を「ハレの日」と、親子で当日を楽しみに迎えていくよう、事前に劇団の方を呼び、自分たちが創り上げた舞台について母親たちに想いを語ってもらう。母親たちは、ただ鑑賞するだけでなく、劇団の思いを受け止め、我が子と楽しみに当日の「ハレの日」を迎えていく。
演劇は、3歳から小学校3年生までを対象とした低学年向け作品、小学校4年生以上を対象とした高学年向け作品。それぞれ2カ月に1回上演。
作品は、親も子もアンケートで見たい作品を選び、最終的に年1回の定期総会で決定する。
中学生や高校生になると、夏休みや、土日など事務所にやってきて、自分たちで作品について、自分の生き方を重ね、深めあっていく。お祭りやキャンプなど、観劇だけではなく自主活動も、中高生たちが社会人で関わっている青年とともに、主体的に創っていく・・・。
大学生だった頃は、この会の中高生たちの様々な活動に一緒に関わる活動をしていた。そしてこの活動を通して、子どもたちのまっすぐな成長、澄んだ瞳の純粋さに心打たれ、仕事として選ぶことを決意していく・・・。
大学を卒業し、事務局の仕事を選び、大学時代活動していたところから、別の地域の事務局として働くことになった。学生時代、ずっと成長を見つめていた子どもたちと離れ、別の地域に事務局として巣立っていった。
あれから20年・・・・、家を整理していたら、大学時代関わっていた子どもたちが、事務局になって離れていく私にくれたメッセージカードが出てきた。この子たちも、今は30代。何をしているのでしょう?どんな人生を歩んでいるのか??
思い出とともに、あの子たちと向き合っていた当時の自分がよみがえってくる・・・。
「おい、20代の沢!お前から見てどうだい?20年後のお前はこんな自分になるんだぞ!誇れるか?がっかりか?まぁどっちでもいいが、精いっぱい生きていることだけは、お前に恥じないよう続けているよ。それだけは安心してくれや!
たった1回きりの人生、後悔だけはしたくない!ってお前いつも言ってるもんな。
それだけは、たったひとつのお前の思いだけは、貫いてやってるからな!」
整理していたら出てきた、子どもたちからのメッセージカード(そういえば、当時子どもたちからは「のぼり!」と呼ばれていたっけ・・・)
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私たちが働く東京でも、紅葉が終わりを迎えていますね。
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「あの頃は良かった・・・」って昔を懐かしむと、おじさんになっちゃいますよ[絵文字:v-237]でも、のぼりさまは何故か今でも青年のようですね[絵文字:v-269]
タイムスリップした私から今の私に「お前全然変わってないな」っていつも言われてます。「ほんとそうだよね・・・」納得している自分が情けなくて・・・
私の20年前は・・・阪神大震災から15年・・・震災が私の運命を変えたのですが、20年前はちょっとしたキャリアウーマンで、泣く子も黙る、後ろを見たら誰もついてきていない我が道まっしぐらのモーレツ仕事人でした。
そんな私でも、当時新卒だったキャピキャピウーマンの部下たちが、ママになって
送ってきてくれる年賀状が毎年の楽しみになっています。
水が溢れない器・・・やっぱ海でしょう[絵文字:v-108]
引き潮、満ち潮ありの海になってください[絵文字:v-237]
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海・・・、そっかぁ~海ですよね!海が入る器の青年でいつまでもいられるようがんばりましょ。