大田区発の地域包括ケアシステム-おおた地域見守りネットワーク(みま~も)

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2012.12.7わらび座ツアー ② 新たな旅路!
  • 無事に秋田県仙北市 わらび座 「たざわこ芸術村」に着いた3人のおっさんと二人のみま~もくん・・・。
    宿に着いて、つかの間の休息のあと、再び わらび座の I さん運転の車に乗り、たざわこ芸術村をぐるりと案内してもらいます。
    この案内してもらっている中で、私たちは、わらび座の皆さんからとてもすてきなサプライズ!を受けることとなります。
    さて、わらび座ツアーの続編を、またまた写真で綴っていきましょう!
    温泉宿 ゆぽぽで、つかの間の休憩をとった後、I さん運転の車に乗り、たざわこ芸術村をぐるりと探検の旅に出発!
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    まずは、森林工芸館に到着。
    森林工芸館では、木工品や陶芸品、オカリナを販売している以外に、手作り体験もできます。
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    I さんは、私たちが商品をながめている間に、奥の工房から一人の男性を連れてきました。
    「あの時はどうもぉ~~~、もう20年以上前になりますか・・・・。」
    そうです!20年前、私が児童演劇のコーディネートをしていたとき、公演に来てくれた劇団員の中にこの方もいたのです。
    「なつかしいですねぇ~、私も今では、この奥で工芸品づくりの職人をやっているんですよ。」
    そう言うと、目の前に置かれていたオカリナをおもむろに手に取り、いきなり吹き出した。
    工芸館じゅうに響くオカリナの優しい音は、20年の歳月をあっという間に引き戻すのに十分でした。あの頃大好きだったホールの空気感・・・。
    思わず、胸に何かがこみ上げてくるのを気づかれないようにするのに精いっぱいでした。
    この方は、再会の喜びをこのような形で表現してくれたのです。
    オカリナの音を皆さんにもおすそわけ。
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    オカリナってすてきな音色だなぁ~。
    Byみま~も
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    次に案内してもらったのは、「デジタル・アート・ファクトリー」
    「3次元デジタル舞踊符」の開発やインターネットを活用したコミュニティ創造に取り組んでいるそうです。
    たざわこ芸術村の様々なコンピュータシステムの開発も行っています。
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    「モーションキャプチャー」
    現実の人物や物体の動きをデジタル化して記録するという技術で、わらび座では今後、人間国宝の舞踊などをデジタル化して保存していくことも視野に研究を重ねているそうです。
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    じつは、「モーションキャプチャー技術」について熱く語っていたこの方も、20年前に公演に来ていた一人。
    ここでも、20年ぶりの再会を果たすことができました。
    今は、舞台での活動は引退したそうですが、熱い思いは変わっていないみたいですね。
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    デジタル・アート・ファクトリーにいた事務員さん。
    「その抱いている人形は何なんですか?」 と、いきなりたずねてきた。
    いい歳こいたおじさん(中村さん)が、大事そうに胸に抱いていたみま~もくんを不思議がるのも無理はない。
    みま~もくんについての説明を簡単にした後、「もしよかったら一緒に写真でもどうですか?」と聞くと、
    「えぇ~~~~、いやぁだぁ~~~!はずかしいぃ~~~!」 と言いながら、カメラを向けるとこの笑顔。
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    たざわこ芸術村は、だんだんと夜の帳に包まれていきます。
    しかし、I さんの芸術村の案内ツアーは続きます。
    次は、民族芸術研究所!民族芸術研究所は、劇団わらび座の創造活動の中から生み出され(1969年)、その後(1974年) 財団法人の認可を受けて設立された、民族芸術に関する専門の研究機関です。
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    中に入ると、日本の民謡・民族芸能に関する貴重な書物でいっぱいでした。
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    所長さんから、秋田県仙北地方に伝わる舞踊「ささら」についての貴重な資料をいただきました。
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    稽古場へ向かう途中、こんな立て札を見つけました。京都所司代からの布令です。
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    一般の方では入ることのできない稽古場に案内してくれました。
    今日は、わらび座の劇団員の稽古発表会があるということで、特別に参加させてもらうことになりました。
    題して! 「アトムで in じゃ Night!!」
    わらび座の舞台 「アトム」の公演チームが、今回の演目を披露してくれるのだそうです。
    観客はもちろんわらび座の人たちばかり!
    それぞれの公演のチームごとに普段は全国を飛び回っている劇団員の方々が、この日ばかりは一同に会し、お互いの演技を確認し合います。
    その日のチームがその日の演目を決め、劇団員を招待!この日は、ゆったりと観てほしいというチームの希望もあり、お酒や飲み物、軽食が準備され、稽古場は、ミラーボールや照明が準備されていました。
    部外者は、私たち3人だけ。
    しかし、わらび座の皆さんは快く私たちを受け入れてくださいました。
    テーブルに座ると今日の演目のメニュー表が置かれていました。オペラあり、ミュージカルあり、映画音楽ありの多彩なメニュです!
    「わらび座の演技力の奥深さはここにあるんだなぁ・・・」 と思わず納得です。
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    あまりのサプライズな出来事に、呆気にとられている片山さん・・・・と、みま~もくん。
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    私には、もっともっとサプライズな出来事が起こりました!
    20数年前、わらび座の公演を行ったときに、その中にいた劇団員の一人を忘れたことはありません。
    まだ若かった私に、いつも気さくに話しをしてくださり、ソーラン節やわらび座のテーマソング!「輝け君の命」を教えてくれたり、1ヶ月ほどの公演期間でしたが、兄貴のような人だったのを機能のように思い出す。
    そうです!Mさんです!
    このMさんがぶらりと入り口から入ってきた。「Mさん?」
    「おぉ~~~~~!憶えてる、憶えてる!いやぁなつかしい!」 Mさんとの20数年ぶりの再開でした。
    Mさんは役者を引退し、今は、大道具の担当をしているそうです。
    わらび座の舞台「アトム」の舞台道具も担当しています。
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    先ほど、お昼に「遠野物語」を演じたばかりの劇団員の皆さんも続々と集まってきました。
    「私、わかります?さっき座敷わらしになってたんですよ!」
    そう言って立ち上がり、舞台で踊っていたかわいらしい踊りを再び舞ってくれた。
    同じく先ほど演じていた男性の役者さんは、わらび座内にある保育所からわが子を連れて登場!この男性のご両親も、わらび座の役者。
    男性も、その子どもも「わらびっ子」となります。
    田沢湖芸術村自体が、劇団員、そしてその家族にとってのほんとうの「村」であり、「わが地域」なのだと実感しました。
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    「この空間にいる時間が永遠に続いてほしい・・・」、ほんとうにそう思えるようなひと時でしたが、残念ながら宿の夕食の時間が近づいてきてしまいました。
    後ろ髪を惹かれるような思いで、稽古場を後にします・・・。
    中では、「ジュピター」の音楽が流れている・・・。
    わらび座の皆さんありがとうございました。ほんとうに心洗われる思いでした。
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    宿に帰ると、個室で食事が用意されていました。
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    わらび座の I さん、中村さん、片山さん、私の4人で夕食。
    もちろん!ビールの世界大会 「ワールド・ビア・アワード」2011,2012年連続世界一に輝いた、田沢湖ビールで乾杯です!!
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    みま~も大森地区代表 片山さんも、いつの間にか I さんとすっかり意気投合!
    I さんは、この夕食のために、自身も宿を予約し、宿泊してくれました。もちろん!部屋は別でしたよ 
    おいしく、楽しく、有意義な時間を過ごすことができました。
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    夕食後、おっさん3人とみま~もくんは温泉へ!
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    心洗われ、身体も洗われ、5年間の疲れが取れたような気分です。
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    さぁ、寝るとしましょう!
    「二人だと何か寒いね・・・・」
    Byみま~も
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    片山さん: 「俺が二人の間に寝てあげるよ!ねっ、あたたかいでしょ!」
    片山さんは、みま~もくんたちと一緒に、夢の世界へ旅立っていきましたとさ。
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    翌朝、窓を開けるとすがすがしい快晴!そして、気持ちがしゃんと引き締まるような寒さです・・・。
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    朝風呂に入ってぇ~~~ 
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    朝飯食ってぇ~~~~ 
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    たざわこ芸術村ともお別れです。
    「わらび座の皆さん、そして、芸術村!ありがとう!」
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    2日目も、わらび座の I さんは、私たちの観光に付き合ってくれました。
    「抱返り渓谷・・・」
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    「抱返り神社」は、イチョウの葉で黄色のじゅうたんを敷き詰めたよう・・・。
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    つり橋「神の岩橋」
    ちょっと高すぎて、高所恐怖症の私はみんなで記念撮影どころではありませんでした。
    絶好の景色だったのに・・・。
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    つり橋からの眺望。
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    「田沢湖・・・」
    日本でもっとも深い湖です。
    この深さのため、真冬でも湖面が凍り付くことはありません。
    そして、深い湖水に差し込んだ太陽光は水深に応じて湖水を明るい翡翠色から濃い藍色にまで彩っていました。
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    わらび座の I さんは、この日のためにお父さんの形見といっていたフィルムカメラを用意。
    私たちをいっぱいいっぱいカメラに収めてくれていました。
    こんな格好でね 
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    I さん、僕たちだけではこんなにいろいろなところへ観光に行くことはできませんでした。
    忙しいのに、2日間も私たちのためだけに時間をつくってくれてほんとうにありがとう。
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    たつこ像をあとに、一路角館駅へ向かいます。
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    再会があれば、その後にはまた別れがあります・・・。
    I さんありがとう。おかげで、中村さん、片山さんとともに、3月にわらび座さんをお迎えする「認知症セミナー」の成功に自信を持って迎えそうです。
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    帰りの新幹線・・・。
    ぐっすりと寝てしまいました。
    中村さんが携帯で写した写メをメールで送ってくれました。そのメールには、こんな文章も添えられていました。
    「楽しかったね、ありがとう・・・・」
    中村さんから、「ありがとう」なんて、この5年間一度も聞いたことのなかったセリフです。
    上野駅に到着。ここで片山さんが降りていきました・・・。
    数分後、片山さんからもメールが届いた。
    「ありがとうございました。おもてなしの心、つながることの価値を感じました。いい旅でした。」
    それぞれの心に、この5年間歩んできた道程でみつけたたしかなものを確認することができた旅となったようです。
    私にとっても、2人と同じです。
    この5年間は、今まで生きてきた中で経験したことのないような激動の日々でした。自分のすべてを注がなければできないことばかりでした。
    日々、覚悟と責任と、決断を求められてきたように思います。
    もし一人だったら、3日と持たなかったでしょう。でも私には、ともに歩んでくれる仲間たちがいました。
    ともに歩むことができる仲間を見つけることができました。これ以上の財産や、取り組んできたことへの対価があるでしょうか・・・。
    また、みま~もの新たな旅路が始まります。これからの5年を見通して歩み続けなければなりません。
    これからも苦しいことはあるでしょう、つらいことも、何かを失うことも・・・。でも、何よりの宝が自分にはあります。
    それが仲間たちです。みま~もだけではない。
    みま~もを取り組んできた中で、秋田にも、長野にも、徳島にも、大阪にも全国じゅうに多くの仲間がいるんです。
    更なる5年へ一歩踏み出せそうです。
    私の背中を「ポン!」と押し出してくれたわらび座の皆さん、ほんとうに今回はありがとうございました!
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    平成25年3月2日に開催する「認知症セミナー」のチラシは、こちらをクリックしてご覧になれます。
    わらび座 「たざわこ芸術村」のホームページはこちらです。

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