「当日は私が司会をします。全力を尽くします・・・・」
茨城県利根町・・・。
人口17,000人、高齢化率34,8%のこの町に暮らすAさんが私を訪れてくれたのは10月上旬のことでした。
私とAさんをつなげてくださったのはNPO法人 関東シニアライフアドバイザー協会 Kさん。以前、Kさんたちが主催するシンポジウムに参加したときからのご縁です。
事務所に訪れたAさんは、
「利根町には中核となる総合病院がありません。高齢化が進む中、どのようにわが町で『 見守りネットワーク 』 をつくり上げていけばよいのか?行政機関も暗中模索の感があります。澤登さんに利根町にに足を運んでもらい、アドバイスを伺えたらと思っています。 」 というメッセージを残し帰っていった。
あれから約2ヶ月、Aさんは利根町の自治・町会長、民生委員、行政・社会福祉協議会・地域包括支援センター職員などに趣旨を説明し、わが町のこれからについて話し合う会を実現させたのです。
テーマは、
『 わが町の見守りネットワークをどう築いていくか? 』
先日、このような経緯があり利根町へ向かったのです。
私が1時間話し、いくつかの質疑に対応した後、司会のAさんはわが町のネットワークづくりをどうするか?一人ひとりに意見を求めていく。
自治長会長、民生委員、地域包括支援センター・・・・、
B自治会長からは、
「旗を振ってくれる人がいればいいが、地域のみんなが高齢者で私もいつまでやれるかもわからない。旗振りを地域包括支援センターや社会福祉協議会の人がやってくれればいいが・・・・」
会場ではこのように様々な議論が展開されていく。後ろ向きな発言も出る、それは当然のこと。
最後に意見を求められた私はこのように話させてもらいました。
「どの団体・組織にも限界があります。何かを共に行っていくときに大事なことは、お互いの限界をまずは知ることです。
それぞれの限界がわかっているから、その部分は自分たちならできる。でも、この部分はできないからお願いする。という役割分担ができるんです。
無理は禁物!無理をして一度はできるかもしれませんが継続することはとてもできません。見守りネットワーク構築の大事なことは 『 継続 』 です。継続させなければ意味がないんです。ぜひ、今日の話し合いを一歩に、わが町ならではのネットワークを築いてください。」 そう言って利根町をあとにしました。
翌日、Aさんからこのようなメールが届いていた。
「 昨日はご苦労さまでした。行き届かない点もあったと思いますが、出席者にとって新鮮な刺激、感銘を受けたようです。
アンケートをまとめ、私たちの提言をつけて追ってお送りさせて頂きます。有難うございました。 」
Aさんの熱い思いを受けて、みま~もくんといざ!利根町へ!
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予定よりも早めに利根町に入った私たちは、まずは利根町の地区踏査開始!
「保健福祉センター」この中に、町に1ヶ所の地域包括支援センターがありました。
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利根町福祉バス「福ちゃん号」。
料金が無料。どなたでも利用できるそうです。利根町保健福祉センターをはじめ、利根町公民館・図書館を巡回しています。どこのバス停でも乗り降り可能。
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町役場では、介護保険のパンフレットと介護ハンドブックをゲット!
この介護ハンドブックはとてもわかりやすくまとめられていておすすめです!
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検索すると必ず出てくるラーメン屋さんで腹ごなし。
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そして、本日の会場入り!
会場では、住民の皆さんが会場の準備をしていました。みま~もくん感動で肩を震わせています。
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NPO法人 関東シニアライフアドバイザー協会 Kさん、Aさんとともに最終打ち合わせ。
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利根町の各団体機関が一堂に集まり、講演会が始まりました。
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