大田区発の地域包括ケアシステム-おおた高齢者見守りネットワーク(みま~も)

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2009.5.25ノミで歴史を刻む!
  •  児童演劇の仕事をしていた頃・・・、そう・・・、まだ、大学を卒業したばかりの血気だけ盛んな20代前半の私でした・・・。
     日本で最初の人形劇団の責任者Kさんと食事をする機会がありました・・・。創始者は、Kさんのお兄さん・・・。
     戦前に人形劇団を発足させ、お兄さんは病死。戦時下のまっただ中、18歳のKさんは、お兄さんの意志を受け継ぎ、この人形劇団の存続のため、文化の灯を消さないために、この人形劇団を守り通してきました・・・。
     戦争が終わった時、「これで、心おきなく人形劇ができる!」、そんな想いで、人形劇を、文化を、この国に根づかせていった・・・。
     私と同じ年齢ぐらいの方は、子どもの頃、学校で、テレビで、必ず一度はこの人形劇団と出逢っているはずです・・・。
     Kさんは、私が出逢った当時、ベレー帽とたばこがよく似合う初老の男性でした・・・。私はまだ、あまり飲めなかったお酒を、Kさんと飲み交わし、Kさんの話しのどれ一つも聞き漏らすまいと、一生懸命聴いていた記憶があります・・・。
     人形劇の歴史、人間と文化の関係、子どもたちに演劇がなぜ必要なのか・・・・。一つひとつがとても興味深かったのですが、何よりも私を惹きつけたのが、Kさんという人間・・・。
     「この人は、なぜこんなに熱く話せるんだろう・・・」、「初対面の自分に、なぜこんなに語ってくれるんだろう・・・」、「何十年も、自分が大切だと思っていることを続けられるエネルギーは何なんだろう・・・」
     自分が何を話したのか?今となっては、全く覚えていません・・・。いえ、きっと何も話していないと思います。聴くことが精一杯だったと思います・・・。
     それでも、Kさんは、熱く語ってくれていたんです・・・。
     Kさんが亡くなった後、何年かして、都内にある、Kさんの人形劇団の劇場へ行ったことがあります。
     劇場は、いつ行っても人形劇が小ホールで行われています・・・。
     人形劇を観て、階段を上がると、そこは喫茶店。劇団員の方が、入れ替わりで担当し、コーヒーや、ケーキを出してくれます。
     きっとKさんも、ここでたばこを吸いながら、若いメンバーと、人形劇について、熱く語り合っていたことでしょう・・・。
     この劇場・・・。入り口前から、上を見上げると、劇場の壁一面にノミが打ち込まれているんです・・・。
     一番上には、「192×年」という文字。そう、この人形劇団が産声をあげた年。その横には、男性の顔。Kさんのお兄さんです。
     左から右へ、そして一段下がり、右から左へ、そして、また右へ・・・。人形劇団が刻んできた歴史が、壁一面にノミで刻み込んであるんです。この歴史を刻み込んだ壁には、この人形劇団が生み出した、様々な登場人物(人形?)も、刻んであります。
     入り口を入ると、ハシゴに乗って、ノミを振るっている、はちまき姿のKさんの写真がありました・・・。Kさんは、この人形劇場に、ノミで自分たちの歩んできた歴史を刻み込んでいたんです。
     今年、この人形劇団は創立8×年を迎えています。Kさんが歴史を刻み込んだ、人形劇場を拠点に、今も活動されています。
     Kさんの刻み込んだバトンを受け継いだ多くの人たちによって、この人形劇の灯は、今も子どもたちを、しっかり灯しています・・・。
     人間って不思議ですね、たった一回きりの出逢いが、自分を大きく変えることってあるんですよね。
     だからこそ、一回一回の出逢いを無駄にしない生き方を、自分に刻みたいと思っています。
     Kさんと出逢った自分なんですから・・・。
     
     今日、天気も良かったので、ジャガイモの収穫を、「絵描きナース」(絵描きナースについて知りたい方は、2008年7月9日ブログ記事をご覧ください。)と行いました!土の中をまさぐると、出てくるわ、出てくるわ、大きく実ったジャガイモがゴロゴロと・・・えぇ グー!
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    隣のラディッシュも、プランターにびっしりと芽が伸びてきたので、芽かきをしました。
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    摘んだ芽は、栄養たっぷりのスプラウト!当病院の医療事務さん、理学療法士、医師、看護師、夕方訪れた、みま~も代表 Nさんなどなど、普段、野菜不足になりがちなみなさんに、栄養補給にバンバン振る舞いましたよ。
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    「包括新じゃが」は、何の料理に変身するのか・・・。今、検討中です。収穫したスプラウトは、ドレッシングも何もつけずに、多くの人たちの口の中へ、あっという間に消えていってしまいました・・・。
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    近隣の方が、今日持ってきてくれた、あじさいとオーニソガラムの花。「花が枯れたら言ってね。また、持って帰って、来年まで家で育てておくから・・・」
     来所する人に咲いた花を見せてあげたい・・・。そんな想いで、鉢ごと持ってきてくれたようです。ありがとうございます。お礼はもちろん、ラディッシュのスプラウトをおすそわけ・・・笑い。
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