「この前、沢○さんが、よく言っているあの言葉を使わせてもらったの!」
先日、ある地域包括支援センターセンター長から、こんな言葉をもらった。
「さわさんの言葉は明解(明快)で、すっと頭と心に入ります・・・」
先日ブログをいつも読んでくださっている方からこんなコメントもいただいた。
普段、自分から出る言葉の表現については、とくに意識をしているので、このように表現していただくことは素直にうれしい・・・。
おおた高齢者見守りネットワークを発足してからというもの、相手に伝える「言葉」というものについては、とくに意識をするようになりました。
物事を伝えるためには、自分たちがやっていることをそのまま伝えても響かないし、相手の心には届かない。
何かを取り組むということは、取り組もうとする心動くきっかけがあり、何を取り組んできたかという過程があり、客観的にやってどうだったかという検証がある。
これを、自分の中で、いつも整理しておくことが重要です。
私は、今まで取り組んできたおおた高齢者見守りネットワークの資料、アンケート、節目節目で整理した文章、公演のために作成したデータなど、すべて保管しています。
そして、このブログも、その時々の時点での、自分自身の整理を、いつも見ることができるツールとして、役立っています。
こういった、段階段階での整理・分析があって、自分の言葉として表現することができるんです。
「地域の方と話すときには、このことで興味を持てもらおう」とか、
「この人とは、この部分で共通項を見出し、一致点を見つけよう・・・」など、
整理分析を自分の中で、常に整理分析していることで、どんな人ともつながるための自分自身の引き出しが増えていくような気がするんですよね。
要は、自分自身を通った言葉でないと、相手には伝わらない!!
8月末日に、東京都福祉ナビゲーション(福ナビ)に特集記事としてみま~もの取り組みが掲載されることになりました。
テーマは、
「とうきょうの地域包括ケアを考える」(仮)
東京都において、3年間にわたり、検討されてきた、地域包括ケアシステムを推進する会議での取り組みや事例などを紹介することにより、都民や事業者に対し地域包括システムへの理解を深めようというもの。
原稿依頼は6000文字!
7月には原稿を書き終え、今は、校正の段階に入っています。
その中で、東京都福祉保健局の担当者が、とくにキーワードとして強調したいと、いくつかの私の文章に、黄色のマーカーで印をつけてきました。
元気なうちから地域包括支援センターや専門職の存在を知っておくことで、いざという時、相談しやすい環境をつくる。
見守りが本当に必要な人は、自分では手が挙げられずにいる人なのです。
このシステムを通して、まだ、介護が必要のない段階から、私たち専門職が関わることができ、地域包括支援センターの存在を、早期から地域に暮らす皆さんに知ってもらうことが可能となったのです。 (キーホルダー登録システムについて)
誰でもいつでも来れる場所・・・、自分がやりたいことを見つけられる場所、自分が役割を持って何かしらをできる場所、そして、自分を待っていてくれる仲間がいる場所・・・。 (みま~もステーションについて)
高齢者が、「患者」や「利用者」でなく、「住民」として暮らし続けることができる地域。
住民と地域の専門機関は介護が必要となる以前から、お互いの存在を知り、情報を交換し、顔の見える関係を築いておくことが重要であると考えます。
う~~~~~ん、たしかに、いつもブログ上でも書いていることですね
みま~もの取り組みを通して、自分の中で獲得してきた一つひとつの言葉です。
東京都の担当者の方は、この言葉の一つひとつを、自分なりに「キーワード」として、選んでくれたのでしょう。
「このいくつかの文章を、キーワードとして強調したいと思うのですがどうでしょう?」
担当者の方がメールで確認を求めてきましたが、自分ではなく、他者が客観的にそこを選んでくれたのならそれでいい・・・。
あとは、いくつかの文言を、整理確認して、出来上がりです
皆様、8月末日の、東京都福祉ナビゲーション(福ナビ)、楽しみにしていてください!
9月15日(木)東京都福祉保健局主催 『 認知症シンポジウム ~認知症の人と暮らす~ 』に、シンポジストとして参加することになりました。先日、打ち合わせを行い、翌日にプレス発表となりました。ご案内については、こちらをクリックしてご覧下さい。