大田区発の地域包括ケアシステム-おおた地域見守りネットワーク(みま~も)

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2010.11.8かけがえのないもの
  •  形あるものは、いつかはなくなる・・・。
     しかし京都・奈良の仏閣、仏像などの建造物に、人は魅了され心ひかれる・・・。それは、信仰心だけではないのではないでしょうか?
     形あるものに関わった多くの人たち、その人たちが築いたその時代の文化、その息吹に人はひきつけられるのでしょう。
     形はそこにただ現存するもの。
     そこに関わる人が築いた過程があって、形あるものに生命が吹き込まれる。
     これが、人だけが形作ることができる「文化」。
     仏像や芸術そのものが文化ではなく、人と人がつながり合い、生活を育んできた中に、「文化」は根づいていく。
     心こめ、ただ一心に、人の力を信じて、結んでいく。つないでいく。
     「物」ではないんです。「結果」ではないんです。
     物や結果を追い求めて、何かを形作ろうとするから、そこに「豊かさ」が欠如する。
     人と人が心豊かにつながっていく「過程」・・・。これ以上にかけがえのないものはないのです。これが人と人が創る「文化」なんです。
     時代が進歩し、物が豊かにあふれ、一人ひとりのプライバシーが大切にされる社会。でも、それが形だけになっていませんか?
     「豊かさ」とは何なのでしょう・・・・。
     人と向き合うことを業としている者として考えるとき、何かを形作ろうとするとき、「豊かさとは何か?」このことだけはいつも心においておきたい。
     「やらなければいけないから形作る」それだけはやめた方がいい。自分も、一緒にやろうとする人たちも、すり減っていくだけですから。長続きしませんから。
     
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