大田区発の地域包括ケアシステム-おおた地域見守りネットワーク(みま~も)

文字サイズ:
2010.8.18心打つ姿勢
  •  一人の記者がやってきた・・・。
     番組を作るために、全国の地域包括支援センターすべてにアンケート調査を行い、私たちのアンケートを見て、連絡をくれたのがきっかけでした。
     一人でやってきた彼は、自分が作りたい番組について熱く語りだした。そして、私たちの事務所に訪れた思いを語ってくれた。
     「100歳高齢者不在問題」に端を発した疑問・・・。そこにある根深い日本の高齢化問題の現実。誰にも気づかれず、自分ではSOSの声を上げることのできない高齢者に、医療・介護専門職が向き合おうとしている、私たちおおた高齢者見守りネットワークの取り組みに、真剣に耳を傾けている姿が印象的でした。
     この日は、ひとしきり語り合い、帰っていきました。
     数日後の9月セミナーの打ち合わせの数時間前に、この記者から連絡が入った。「今日の夜の会議に一緒に参加していいでしょうか?」
     9月のセミナーは、 「病院との上手な付き合い方」
     地域の200床以上の4病院ソーシャルワーカーが打ち合わせに集合!このメンバーは昨年も「医療の安心」をテーマに、セミナーで、地域住民に語りかけてくれている。
     昨年のこのセミナーがきっかけで、「SOSみまーもキーホルダー登録システム」が生まれた。
     夜7時。ソーシャルワーカーたちが集合!
     この記者も最初から参加し、興味深くメモを取る姿が目に焼きついている。翌日、職場に着き、メールを開くと、この記者からメールが届いていた。
    『今日は遅くまでお邪魔させていただき、ありがとうございました。
     問題意識を強く持って悩み抜く皆さんの姿に、正直心を打たれました・・・。
     職種と現場のちがいを超えて、本音で語り合うみなさんの様子。ぜひいい形で取り組みの現状と課題が見えてくるような取材ができればと思います。』
     
     この記者の情熱や取り組む姿勢に、「一緒にいい番組が作れれば・・・」と、いつのまにか同じ土俵に乗っている自分が不思議な気がしています。
     真剣さや情熱は、人の心を打つ。そして、ともに力を出そうという気持ちを、相手に芽生えさせる力がここにある。
     今日も、この記者は、うちの事務所にやってきて、当院の医療ソーシャルワーカーYさんと私と、医療問題について語り合っている。
     これだけ会いながら、まだ、カメラを回すことは1回もしていない。まるで、かかわっているメンバーと語り合うことを楽しんでいるようでもある。
     番組の内容と放送日がほぼ決まった。
     9月5日(日)に、60分間のNHKスペシャルとして放送予定。
    番組タイトルは未定ですが、以前特番として放映された、「無縁社会」のシリーズとして放送することになるそうです。
     放送日までもうすぐですが、まだまだ、この記者とのお付き合いは続きそうです 
     すべてが終わったあかつきには、あまり飲めない私ですが  、「酒でも酌み交わしながら、たっぷり語り明かしてみるか!」そう感じています。
     
    昨年、ソーシャルワーカーたちが取り組んでくれた6月セミナー「医療の安心」についての様子を描いた、「たしかに何かが生まれ始めている」のブログ記事は、こちらをクリックしてご覧ください。
    DSCN5304.jpg
    P1110283.jpg
    P1110290.jpg

    事業所: 未分類

    カテゴリー:タグ:
    Pocket
    LINEで送る

    コメントを残す

    CAPTCHA