大田区発の地域包括ケアシステム-おおた地域見守りネットワーク(みま~も)

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2010.12.16東大生いらっしゃい!!
  •  縁あって、東京大学の医系研究科 健康科学部 看護学科で学ぶ学生たちの実習を受け入れました。
     7月に神奈川県看護協会保健師職能委員会 主催による研修会「地域づくり・ネットワークづくり」のプロになろう!!」に、シンポジスとして参加したときに、基調講演は東京大学大学院医学系研究科 教授 村嶋 幸代 先生と知り合い、この村嶋先生より実習依頼があったのです。
    村嶋先生と出会うきっかけとなった保健師職能委員会主催シンポジウムの様子を書いた記事「保健師の皆さんとの交流」は、こちらからご覧ください。
     地域看護学の授業の中の、「地域アセスメント演習」として、地域に暮らす人たちの健康問題(顕在的・潜在的ニーズ)、健康問題に関連する資源について、情報収集し、集めた情報を解釈し、課題を抽出する方法を学び、実際に体験することを目的としたもの。
     今日の実習までに学生たちは、各グループごとに、地区特性の把握(人口静態・動態、産業など)、居住環境や資源を把握。地区踏査のための計画書を作成して臨んでいます。
     朝9時、東大生がわが包括支援センターに集合!その数11名+先生・・・。
     午前中は、私の方で10時半まで講義を行い、その後、2グループに分かれて、自分たちで地区踏査に出かけていきました。 
     そして、いよいよ午後からは、わが包括ならではの実習!私も同行しての地区踏査へ出発!
     ここでは、地域でみま~もに関わってくださっているみなさんへの、キーインフォーマント・インタビュー(核となる情報提供者に対する面談による聞き取り。)を実施します!!
     今回のコースは、Nさんが経営するみすず荘を見学 → みま~もレストランに協力いただいている、NRE大森弥生ハイツでは、K施設長に思いを語ってもらいます。→「ダイシン百貨店」では、社長へのインタビュー → そして最後にカドヤ建設のNGさん。生まれも育ちも大森、大森の地への思いはだれにも負けません!高齢者の住まいについての提案を語ってもらいます!
     1時半に事務所を出てから、すべてをまわり、事務所に戻ってきたのは5時近く・・・ 
     事務所に戻る道すがら、一緒に同行していたT先生がこんなことを話してくれました。
     「なんか、私わかったような気がします。沢○さんと関わっている人たちはみなさん想いがあって、その想いのある人たちが、沢○さんの想いにふれて、集ってきているのですね。だって、みなさんから沢○さんのことが必ず出てくるんですもんね・・・」
     もしも、そうならばとてもうれしいことです・・・。そして、ありがたいことです。 
     みなさん、忙しい仕事の合間をぬって、わざわざ時間を創ってくれる。そして、未来の社会を支える学生の皆さんに、それぞれの立場から想いを伝えてくれる。
     午後のインタビューに同行して、改めて、「すごい人たちと一緒に、大きな取り組みをしているんだなぁ~」と実感させていただきました。
     さて、この学生諸君。今回の実習を踏まえて、グループごとにレポートを作成。2月2日に「地域アセスメント発表会」を行うそうです。
     この発表会には講師として、東海大学健康科学部看護学科 N教授、東京都健康安全研究センター 微生物部疫学情報室 K氏、茨城県中央病院 茨城県地域がんセンター看護局 KA氏が参加。
     そして、私も参加させてもらうことになっています。今日、このことを学生たちが知ると、うれしそうに「まってまぁす!」と言ってくれました。
     今日の実習を受けて、学生たちがどんな発表をするのか・・・。楽しみに東京大学へ出かけていきたいと思います。
    今日の実習で、学生たちに講義をした時の資料は、こちらをクリックしてご覧になれます。
    朝9時から実習がスタートしました!まずは、私の講義を1時間半受講してもらいました。
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    講義が終わり、いつものように学生たちと記念撮影!はい、ポーズ 
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    グループごとに地区踏査へ出発!「道に迷ったら、さっき渡したこの事務所の電話番号に連絡するんだよ!」なぜか、親がはじめて子どもを送り出す心境・・・ 
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     さぁ!午後は、私と一緒にみま~もに協力してくれている皆さんのところへ出かけます。
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    みすず荘のNさん、どこかに買い物に出かけていたのか、みすず荘の前でばったり!「どうぞどうぞ、中に入って入って!」この自然体がいいんですよね~~~~~。
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    Nさんがなぜ、この場を作ったのか?Nさんの話す一言一言に学生たちは真剣に耳を傾けます。
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    外に出ると、NRE大森弥生ハイツ 片山施設長が、車でお迎えに来てくれていました!
    車で移動し、NRE大森弥生ハイツに到着!
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    いつもみま~もレストランを開催している部屋で、NRE版実習のはじまりはじまり~!
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    片山施設長が、この会に関わろうとした思い、そして、みま~もレストランを続けてきた思いを、熱く熱く語ります。
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    片山施設長のお話のあとは施設見学
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    片山施設長は、このあとダイシン百貨店までも送迎してくださいました。さぁ、会発足当初からずっとみま~もを支え続けてくれたダイシン百貨店内に入場です!
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    ダイシン百貨店に入ると、事務所に迎え入れてくれ、社長直々に対応してくれました。
    「見守りネットワークなどに関わってから、周囲で変わったこととかありますか?」T先生の質問に、「飲みに出かけると、必ず誰かに会って声をかけられるんですよぉ~。だから、いかがわしいところで飲むことができなくなっちゃった!」社長らしい返答炸裂!
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    私たちは商人です。ダイシン百貨店ができた当時1歳だった人が、今は高齢者。この人たちが歩けなくなって、店に買い物をしに来てくれなくなったら困るんです。だから、沢○さんたちが取り組んでいるようなものが大切。自分たちにできる協力をしてるんです。社長の語りにエンジンがかかります。
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    ダイシン百貨店から歩いて3分。カドヤ建設Nさんが、満面の笑みで出迎えてくれました。ここは、カドヤ建設さんと当院、そして、みま~もが協力して行っている事業、「福老の家」の事務所!まだ開設して2週間のできたてホヤホヤの事務所です。
    カドヤ建設Nさんと協力して行っている、「福老の家」についての詳細は、こちらのホームページをご覧ください。
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    この寒い季節に汗だくになりながら、高齢者の住まいのあり方について語ってくださいました。
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