大田区発の地域包括ケアシステム-おおた地域見守りネットワーク(みま~も)

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2009.3.24突き抜けよう!
  •  この間、「専門」というものについて、改めて考えたり、話しをしたりする機会が多くあったように思います。
     この医療・介護の業界では、様々な分野の専門職が従事しています・・・。
     今の複雑な社会の中で、それぞれの専門の分化が進み、各専門ごとの質の向上への取り組みは進んでいると思います。
     しかし、一方で、専門の分化は、専門の中だけで解決してしまうという流れに落ち着いてしまうことも少なくありません。
     私がこの福祉・医療の世界に入り、共感したり、尊敬できる専門家の方々というのを振り返ってみたときに、自分の専門性を極めながらも、他職種の専門性を尊重し、連携構築に力を注ぎ、目の前にいる、利用者・家族に信頼され、慕われている・・・。そんな人たちでした。
     専門を追及していけば、いくほど、自分の専門だけでは限界があることを感じるはずです。本当の意味での専門家は、自分の専門を突き抜けてこそホンモノなのではないでしょうか?
     自分の専門に立って、他の領域を知る。自分が対象とする利用者を、そしてその方が住まう地域を知る。
     この一年間、地域に出てみて、地域に住まう方が、求めているものは何か?そして、求めているものを知った上で、自分たち専門職が何をしていくのか?深く知ることができました。
     社会が必要とする能力は、時代によって変化していきます。今、私たち、医療・福祉の専門職に求められていることは、専門を突き抜けた協力、協働なのではないでしょうか・・・。これが地域の人たちにとっての安心につながっていくんです!!
     先日、ある専門で働いている方から、私たちが関わっている「大田北高齢者見守りネットワークをつくる会」について、
     「この組織は、専門性を高めあうことを目的とした会なのか?それとも、専門は置いといて、仲良しグループ的な緩やかな広がりを求める組織なのか?」という質問を受けました。
     私は、この方の図式であえて答えるとするならば、今、こう答えます。
     この会に関わっている一人ひとりは、専門を突き抜けて、実際に地域の方と共感し、連携することのできる質の高い専門職が集まった組織。そして、地域に出て、様々な人と関わることによって、人としての豊かさをもった専門職に成長しあう、育ち合う仲間たちです・・・・と。
     
    私たちの地域包括支援センター玄関前にある「包括菜園」にジャガイモが芽吹きました!!
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    タマネギはどんどん成長しています。自家製野菜による「包括カレー」がメニューに載るのもまもなくですね カレー
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    包括支援センターの前にある空き地は、東京の隠れた花見の名所です。開花が始まってきましたよ。
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    事業所: 未分類

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    “突き抜けよう!” への1件のコメント

    1. N より:

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      互いに高め合え、一緒に成長できる仲間ですよね!

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