大田区発の地域包括ケアシステム-おおた地域見守りネットワーク(みま~も)

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2011.1.21みま~もがある!
  •  電話が鳴る。
     電話を取ると、六郷地域の包括支援センターセンター長 Oさんだった。
     「じつは、今度の運営会議に向けてこういうことを考えているんだけどどう思います・・・・?」
     六郷地域は昨年の1月に、「みま~も六郷」を発足させた。このみま~も六郷を、力強く牽引させたのがこのOさんです。
     「おおた高齢者見守りネットワーク」というすでに形作られていたこの会を、いっしょに六郷地域でも広げ、活動していきたい!と、六郷地域の介護事業所に声をかけスタートさせた。
     Oさんは、来年度のみま~も六郷の活動の展望を考え、私に相談の連絡を入れてくれたのです。
     それまでは月1回、区役所で開催される区内20箇所の包括支援センターが集まる会議でしかお会いしたことはない。20もの包括の代表が集まる会議は、ほとんどが区からの報告事項。
     それぞれが抱えている問題や、課題を相談しあうような場ではない。ましてや、Oさんの包括とは、地域も離れているので、話したこともほとんどありませんでした。
     それが今は、地域はちがえども、みま~もを通して地域づくりを相談しあう関係になっている・・・。
     引き続き、電話でのOさんとの会話。
    Oさん : 「大森とちがってうちの地域では、こういうことができると思うんだけど・・・・」
    私 : 「うん、たしかに六郷地域だったら、おもしろいかもね。できそうな気がする!」

     それぞれの地域には、当然ひとつの包括支援センターしかない。そのひとつの包括支援センターだけで、ネットワークを構築するためにどうしていくのかを考える。こんな気が重いことはない!
     でも、『 みま~も 』という会を通して、包括支援センター同士が協力し合う。相談し合う。それぞれ地域がちがえば、暮らしている人もちがう。地域の特性が合って当たり前!
     この会は、こういう活動をしていくもの! なんて、一律に活動を決めてしまう必要なんてこれっぽっちもない!
     逆にそんなものを決めてしまっては、うまくいくはずなどない!
     柔軟に、それぞれの地域特性を踏まえ、創造的な活動をその地域の人たちが考えていく・・・・。
     それでいい・・・。
     何もないところから、何かを生み出していくことは大変なこと。でも、この大田区には、 みま~も がある!
     地域を越え、一緒にやりたい!ということになれば喜んで協力します。
     また、どこかの地域の包括が、「一緒に取り組みたい!」ということになれば、六郷地域が発足したときに大森の包括が協力したように、今度は、六郷地域・大森地域のふたつの地域の包括支援センターが協力できるんです。
     包括支援センターだけではありません。協賛してくれている、医療・福祉の専門職たちも、喜んで駆けつけてくれることでしょう。
     要は、その地域の包括だけが自分たちだけで、ネットワーク構築に孤軍奮闘しなくてもいいんです!
     地域がちがえど、みんなで協力し合う!もう、一から考えていかなくていいんです。
     やらなければ・・・・ではなく、もっとおおらかに、自分たちも地域に暮らす人たちと向き合うことを楽しみながら、せっかくだったらやりましょうよ!
     それができる素地が、この大田区にはすでに生まれているんですから・・・。
     Oさんの電話での相談が終わった後、ふっと思いました。
     私・・・・、電話をしている間、ずっとOさんの頭に浮かんだことを聞いて、 相槌しか打っていないことを・・・  。
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