先日、
「霞ヶ関」とかいう、東京の中心にたった一人で行ってきました!
じつは私、大森より先の東京の地に、一人で行ったことがない・・・・。本当は、誰かに着いてきてほしかったんですが、包括支援センターの日常はとても忙しく、職員が誰も同行できない。
とても不安でしたが、がんばって一人旅に出かけました。もう、40過ぎの大人ですから・・・。
道に迷わないように・・・、迷子にならないように・・・・、着いた先は「日本弁護士連合会会館」。
じつは、1月28日(土)に、日本弁護士連合会主催で開催されるシンポジウム、
『 高齢者の孤立と貧困 ~無縁社会からの脱却をめざして~ 』のシンポジストとして参加することになり、その打ち合わせのために向かったのでした。
約束の朝9時。無事、弁護士連合会会館に到着。担当のY弁護士とさっそく打ち合わせに入る。
このシンポジウムの基調報告は、NHKスペシャル『 消えた高齢者 無縁社会の闇 』で、うちの包括支援センターへ、取材のために何度も足を運んでくれた I 記者。
シンポジウムの中で、Y弁護士から私に与えられた役割は、
・なぜ、「支援が届かない」高齢者が発生、存在するのか
・地域包括支援センターの限界と強化について
・介護保険制度の問題や限界について
また、
・高齢者支援の現場の立場から、制度や政策全般に対して何が必要だと訴えたいか(介護保険制度改正・地域包括支援センターの強化・人員の増員・地域ネットワークの構築を中心に)
この部分を話してほしいということでした。
「う~~~~~~~~ん」
むずかしいですね。
まず、地域包括支援センターの限界って、そもそも限界を語る前に、包括支援センターが担う本来の役割をきちんと整理したほうがいい。
医療・福祉の専門職を3職種配置を義務付けておきながら、この専門性をきちんと発揮できるだけの明確な指針がない。
だから「何でも屋」・・・で、みな疲弊していってしまう。自分たちが日々努力していることが、見えない現実が現場にはある。
「地域のネットワーク構築」といっても、各自治体で明確な方向性がなく、それぞれの包括支援センターの力量に負かされているだけ。
『限界』なのではなく、国も、自治体も明確な、具体性のあるプランがなく、ただただ任せているだけ。
「やるならやって、やらないならやらなくても仕方がない。」そんな感じがぴったり!
こんな状態の中で、人員の増員?個人情報をきちんと包括支援センターでも把握できるようにする?変わらないと思いますよ。
支援が届かない高齢者をどうするのか・・・・?
これは、当日、自分なりの意見をきちんと話してきたいと思います。
他のシンポジストの皆さんは、それぞれの分野の第一人者の教授の皆さん。
この間、自分が考えたり、整理してきたことを、皆さんがどう感じて、どう話すのか?
せっかくですから、きちんと学んで、大森に戻ってからの具体的な今後の動きのためにしっかり学ばせてもらおうと思っています。
日本弁護士連合会主催 「シンポジウム 高齢者の孤立と貧困~無縁社会からの脱却をめざして~」の案内チラシはこちらをクリックしてご覧下さい。