平成16年12月に「痴呆」の呼び名が「認知症」に改まり、翌年、平成17年が「認知症を知る1年」と位置づけられました。
単なる呼称変更にとどまらず、今後多くの人に認知症が正しく理解され、また、認知症の人が安心して暮らせる街がつくられていくよう、その第1歩として厚生労働省より「認知症を知り地域をつくるキャンペーン」が全国で開始されています。
認知症サポーターとは、キャラバンメイト(行政職員・看護師、保健師・包括支援センター職員で認知症に関する専門研修を受けた者)による
認知症サポーター養成講座を受講した人が「認知症サポーター」です。
認知症サポーターになったからといって何か特別なことを行うのではなく、認知症を正しく理解し、認知症の人や家族を温かく見守る応援者であり、その上で、自分ができる範囲での手助けをします。
例えば友人や家族に認知症についての知識を伝える。隣人・商店・交通機関など、街で働く人として、できる範囲のことをする等活動内容はさまざまです。認知症サポーターには認知症を支援する「目印」として、ブレスレット(オレンジリング)をつけてもらいます。このオレンジリングが、連携の印になるような街を目指す全国的な活動です。
(サポーターの証!オレンジリング)
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何度かこのブログでも話題にしている、我が街の老舗百貨店、「ダイシン百貨店」は地域密着デパートなだけに、開店と同時に高齢者が買い物にやってきては、デパート内の脇のベンチで一日過ごす方も少なくありません(昼ご飯は6階にある大食堂。安くてボリュームがあると評判です。ぜひ一度行ってみてください)。
「高齢者の社交場」の役割も地域で果たしています。
このダイシン百貨店が、今後
介護予防に力を入れるとのことで、3階介護用品売り場に、さまざまな福祉・介護の催しができる50人ぐらい入るフロアーを作ってくれました。
そこで、ダイシンの担当者へ、この「認知症サポーター」の話しを持ちかけたところ、職員全員で受講してくれることになりました。8月22/23/24日、午前・午後計6回170名を超えるダイシン百貨店の認知症サポーター誕生です!
みなさん、仕事を抜けて真剣に聞いてくださいました。
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養成講座が終わり、オレンジリングを誇らしげに見せてくれました。このポーズが今、私たちの間で挨拶代わりになっています。
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営業の方・レジの方・鮮魚コーナーのまかないの方など制服のまま、仕事を抜けて一生懸命受講してくれました。最近では、私がたまにお弁当を買いに行くと、職員の皆さんが気軽に声をかけてくれ、腕を上げてリングを見せてくれるのが挨拶代わりになっています。
「ダイシン百貨店」にとっては、この取り組みに参加した目的が、イメージアップにつながるという事なのかもしれません。
それでもいいと思います。認知症に対しての正しい認識を持つ人が地域に増え、「何かおかしいなあ???」と思ったら地域包括支援センターに連絡をくれる。
そして、そこには顔なじみの職員がいるから、安心して気軽に「こんな人が来てるんだけどどうすればいい?」と言える・・・。
こんなつながりが、じつは大切なのだと思います。
来年4月開催予定の「第3回認知症セミナー」では、参加者全員に養成講座を受けてもらい、帰りにはみんなが
認知症サポーター!という内容で開催予定です。地域の皆様と、この認知症サポーターの取り組みを通してつながり合っていきたいと思います。
第3回認知症セミナーの案内です。まだ、詳細については、決まっていませんが、とりあえずお知らせまで。詳しく知りたい方は、プロフィール内連絡先に連絡か、コメントしてくれれば、お知らせします。
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3月11日、認知症サポーター養成講座を雪谷文化センターで受講しようと、行ったのですが、満員で受講できませんでした。
ぜひ、上記セミナーに参加したいのですが、この予定通り開催でしょうか。
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予定通り開催します。今日付のブログで「認知症セミナー」申込書をダウンロードできるようにしてありますので、印刷しFAXにて申し込みをよろしくお願いします。
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印刷しました。明日、FAXでお申し込み致します。
ありがとうございます。