大田区発の地域包括ケアシステム-おおた地域見守りネットワーク(みま~も)

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2009.3.20長く愛される味
  •  地域包括支援センターが設置されて3年が過ぎようとしている・・・。
     このたび、私たちも見守りネットワークを通して交流のある、東京都老人総合研究所が、東京都内の地域包括支援センタ-の実態調査を行い、「提言」を発表した。
     提言1 : 地域包括支援センターの専門職が、継続的に勤務できる体制をつくり、地域包括支援センターの業務に必要な知識・技術の向上と、経験の蓄積を図ること。
     提言2 : 地域包括支援センターが関係機関との連携・協力を促進するための取り組みを進めること。
     提言3 : 市区町村は、提言1及び2を促進するために必要な支援を実施すること。

     この提言に関して、大いに共感しています。
     地域包括支援センターという機能を考える時、三職種(主任ケアマネージャー・保健師・社会福祉士)が、それぞれに課せられた業務を行うだけであれば、ある意味、現状のままでもこれほどまで問題にはならないでしょう・・・。
     それぞれの三職種が、「地域」・「専門機関」との連携を図るためには、専門性は基本!これに、幅広い知識と、経験の蓄積がどうしたって必要です。
     これには、知識と、経験を積み重ねていくための、時間がいるんです。
     しかし、現実には、業務量の多さや、その割に少ない職員配置、それぞれの職種に係る責任等、様々な理由で、この間、都内の各地域包括支援センタ-で、どれだけの職員がいなくなったことでしょう・・・。
     継続的に勤務できる体制づくりの必要性を感じています。
     「地域包括支援センター」は、日本人に長い間愛されてきた味、味噌、酒、醤油と同じ! 熟成 が必要なんです。
     職員一人ひとりが、本当の意味で「地域の顔」になっていくための経験を積むための時間、これが、味噌や醤油に例えれば、 熟成期間 。
     これがあって初めて、「地域包括支援センター」が、地域に愛される味 になっていくんです!
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